ちょっとくだらないようであるが、昨日は上がる日であった(笑)。ただ毎日、順番に上がり、下がりを繰り返しているだけ。ドル円のコアレンジはゴールデンウイーク以降はまったく変わっていない。108円台から109円台のままである。
でもトレードする身としては、なぜ同じことを繰り返しているのかは問題ではない。方向感を見失っているとか評論しても始まらない。今度は上がる番だと想定して相場に臨めば、大きなケガはしない。
そこで昨日は朝からドル円をロングで張った。108.55で買えた。もちろんここが底になって急激に反発するのだという、虫のいい考えはしていない。投げ売りのストップ注文はここ最近の下限である108.30あたりを見込んで、108.25で置いておく。パターンに乗っかるといったところで、結局のところ、レンジ相場をやっているだけなのだ。
逆張りなので時間はかかるものと覚悟はしていたが、存外にドル円は早く上げに転じた。東京オープンである朝の9時には、すでに底値圏を脱してきており、まだまだ高いとは言えないものの、もう109円台乗せが臨める位置まで上がってきている。利食いたいところをジッと我慢である。逆張りしてリスクを取ったのだから、もうちょっとアンコ部分を多く取らねば。
ドル円は欧州時間の前半で108.95あたりまで上げてきたが、ついに109円台には乗せず。経済イベントはあまり大きなものはないのだが、ニューヨーク時間まで粘ってみようと思った。しかしエンパイア指数はたいへん悪くて、瞬間ドル売りの力が強まった。ドル円も下げに転じそうだったが、108.75あたりまで。
なにせ原油価格が堅調なのでリスクオンとなっている。欧州株もグロベックスでの米国株も強いのだ。これではドル円の下げも限定的なものとなる。もちろん自分がロングを持っているのでポジショントークの可能性も高い。
しかし自分のコスト割れくらいまで下がらないうちは、もうちょっと勝負しても良いだろう。米国株は始まってみると、もっと上がるかもしれないからだ。そして米国株は実に堅調な足取りを見せた。
ドル円もやっと109円台に乗せてきたが、伸びない。私はストップロスのレベルを108.80まで上げこんで寝たが、朝になってもドル円はそれほどもレベルを変えていなかった。パターン的には今日はドル円が下げる日。だから朝いちでドル円を売ってクローズした。
今晩はアメリカの住宅着工件数など、たくさんの経済指標がいろいろと発表される。しかしドル円はコアレンジをはみ出すことはなさそうに思われる。またユーロドルも50ポイントも動かない状態が続きそうだ。すでにマーケットはサミットに向けての政策期待で何か出てくることにむかって動いているようにも見える。もうちょっと時間がかかりそうだ。
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