昨日は週明けの月曜日だった。週末のG7経済会合で財政支出など、合意に至らなかったことがマーケットにどのくらい反映されるのか。それが見ものであった。しかし予想通りだったせいだろうか、朝からの為替相場の動きは鈍かった。
しかしG7前に買い進まれた分だけの、ロングポジションの調整だけは免れなかった。ドル円は110円台を割り込んできて、そのまま値を戻すことができなかった。私もドル円は朝から売ろうと思っていたのだが、なかなか下がらなかったので売れなかった。でも109円台に突入と同時に、思い切って売ることはできた。
ようやく目立って動き出したのは、欧州序盤になってからである。クロス円の下げも引き連れて、ドル円が109円台の中盤まで押された。私は友達と夕食を取る予定を入れていたので、ストップ注文を109.75に下げて出かけた。
それで2~3時間ほど中抜けしたわけだが、帰宅してもドル円は同じようなレベルで取引されていた。109.50あたりだったのだ。ストップ注文もついていない代わりに、安値も109.35あたりまでで、それほども差し込んでいない。
先週から注目を浴びているドル金利のほうも、短期も長期もほとんど動いていなかった。確かに経済イベントもなかったので、動きようがないのもわかる。それで寝入ってしまおうと考えて、109.47で買い戻しておいた。すると夜中には109円台の前半まで落ちていたのである。
今日もイベントが少ないので、マーケットは全体的に小動きが続くのだろう。株式相場も債券相場も値幅が小さいので、動意薄というべきであろう。ドル円は109円台でのプレイが続きそうだ。ここは109.30から109.80までをコアレンジだと想定して、逆張りでポジションを張ったほうが効率的なようである。
日本時間 15時30分
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