本日の為替相場の焦点は、『先週から強まっているドル売りの流れの行方』と『主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向』、そして『注目度の高い米国の経済指標の発表』にあり。
米国の経済指標及びイベントは、
・21時30分:米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】
・26時00分:米)3年債入札
に注目が集まる。
米国以外では、
・13時30分:豪)RBA政策金利&声明発表
・23時00分:加)Ivey購買部協会指数
に注目が集まる。
経済指標や要人発言以外では、
・米中戦略経済対話(6日・7日開催)
・世界銀行が経済見通しを発表
・米国の中長期国債の入札が相次ぐ(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・主要な株式市場の動向
・米国の国債市場と長期金利の動向
・原油と金を中心とした商品市場の動向
・英国のEU離脱に関する国民投票(6月23日を予定)への思惑
・日本の金融政策への思惑
・欧州の金融政策への思惑
・日本政府・日銀による為替介入への思惑
・金融市場のリスク許容度
・中国の景気動向への思惑
などが重要。
★★★
本日は、米中戦略経済対話が開催中で、[豪)RBA政策金利&声明発表]や世界銀行による経済見通しの発表が行われる。
米国の経済指標の発表は、[米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】]ぐらいしかない。
米国の経済指標以外のイベントでは、[米)3年債入札]が予定されている。
先週の為替相場は、週初にドル買い・円売りの流れが強まって、ドル円は上値を試して一時111円半ばまで上昇し&ユーロドルは下値を試して一時1.11割 れまで下落した。その後は方向感のない推移が続いていたが、週半ばからドル売り・円買いの流れが強まったのに加えて週末に発表された米雇用統計の結果が市 場予想値よりも大幅に悪かった事から、ドル円は大きく下落して106円半ばまで&ユーロドルは大きく上昇して1.13半ばまでドル売りが加速した。
今週の為替相場は、週明けにドル売りの流れが強まってドル円は一時106.4レベルまで下落したが、その後は円売り・ドル売りの流れが優勢となってドル円はジリジリと上昇して107円台に乗せ&ユーロドルは底堅く1.13半ばでの揉み合いとなった。
また、NY市場でイエレンFRB議長の発言を受けて乱高下した後は、ドル円は107円半ばで&ユーロドルは1.13半ばで推移している。
本日は、先週から強まっているドル売りの流れの行方と主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向が重要となる。
その他、注目度の高い米国の経済指標の発表や米国の金融政策への思惑にも注視したい。
■□■本日のトレード用のエサ(羊飼いの見解)■□■(※毎日更新)
・13時30分:豪)RBA政策金利&声明発表
→据え置きが市場のコンセンサスで、サプライズはないと思われるが、いずれにせよ今後の金融政策への思惑で豪ドルが大きく動くキッカケになりやすい
・21時30分:米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】
・26時00分:米)3年債入札
→[米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】]は注目度も市場影響度もそれ程大きくない
先週末に発表された米雇用統計の非常に悪い結果を受けて高まった不安は、昨日のイエレンFRB議長の発言の影響で急激に解消つつある
引き続き、先週から強まっているドル売りの流れがどうなるかが重要
主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向と共に注視したい
・23時00分:加)Ivey購買部協会指数
→発表でのカナダドルへの影響はそれなり
■6月6日~の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)
▼ドル・円・ユーロの方向性
▼米国の金融政策への思惑
▼米国の国債市場と長期金利の動向
▼主要な株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼注目度の高い経済指標の発表(米国が中心)
▼原油や金を中心とした商品市場の動向
▼英国のEU離脱に関する国民投票(6月23日を予定)への思惑
▼金融市場のリスク許容度
▼日本の金融政策への思惑
▼欧州の金融政策への思惑
▼中国の景気動向への思惑
▼日本の為替介入に対する思惑
▼今週(6/6~)→ニュージーランドとオーストラリアの金融政策発表が予定(主要国の議事録公表の予定はない)
▼来週(6/13~)→日本、スイス、英国、米国の金融政策発表が予定(主要国の議事録公表の予定はない)
▼[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]明け
▼[米)雇用統計]発表明け
▼米国の中長期国債の入札が相次ぐ(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
▼15日に[米)FOMC金融政策発表]を控える
▼16日に[日)日銀金融政策発表]を控える
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6月7日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・米中戦略経済対話(6日・7日開催) ・世界銀行が経済見通しを発表 ・米国の中長期国債の入札が相次ぐ(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債) |
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08:30 | 豪)AIG建設業指数 | × | - | 50.8 | ||||||||||
13:30 | 豪)RBA政策金利&声明発表 | ◎ | 1.75% 据え置き |
25bp 利下げ 1.75% |
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15:00 |
独)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
× | +0.7% | -1.3% | ||||||||||
+1.0% | +0.3% | |||||||||||||
18:00 |
欧)第1四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比]] |
× | +0.5% | +0.5% | ||||||||||
+1.5% | +1.5% | |||||||||||||
21:30 | 米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】 | BB | -0.6% | -1.0% | ||||||||||
↑・単位労働費用【確報値】 | +4.0% | +4.1% | ||||||||||||
23:00 | 加)Ivey購買部協会指数 | ○ | 51.0 | 53.1 | ||||||||||
米)IBD/TIPP景気楽観指数 | C | 48.2 | 48.7 | |||||||||||
26:00 | 米)3年債入札 | BB | 240億ドル | |||||||||||
28:00 | 米)消費者信用残高 | C | +180.00億 | +296.74億 | ||||||||||
翌 07:45 |
NZ)第1四半期製造業売上高 | × | - | -1.9% | ||||||||||
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米雇用統計発表後の流れの巻き戻しを懸念して、様子見
米雇用統計発表後の流れの巻き戻しを懸念して、様子見
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