週明けの月曜日にもっとリスク回避が起こるものと思われていたが、それが起こらなかった。株価も底打ちした感じになったし、ドル円も106円台の中盤からは下押ししなかった。
それに加えてFRBのイエレン議長が悪かった雇用統計を、過度に気にするなという内容の発言もしたこともあって、市場が感じていた恐怖もだいぶ薄らいだようだ。そして昨日の東京時間ではドル円の買いが続いた。ドル円は107円台の後半まで上昇。そして欧州時間を迎えた。
私は昼間にこなすべき事務作業を抱えていたので、トレードは夕方から。しかし107.80台のドル円は買っていく気がしなかった。外部環境としてのグローベックスでの株価がまずは動いてないし、今、注目のドル金利が上昇しているわけでもない。
ドルをロングにするだけの理由が薄弱だったのだ。だからといってドルを売るかというと、それも週初からのドル上昇の流れの中ではやりにくい。ちょっとニューヨーク勢の仕掛けでも見てから手を出すか。
ニューヨークオープンにかけて、ドル円もユーロ円も垂れ気味。値崩れしているというほどのものではないが、ちょっと目先が重くなったようで上値追いはしづらい感じ。私も107.60でドル円を売ってみた。
ただマーケットにはイベントがないので、短期的な需給で動くしかない。これまでドルの高値攻めをしていたのだから、もうちょっとロングのリクイデーションがあってもよさそうなものだ。
ドル円は107円台の前半まで下がってきた。これは今週の状況を考えると、よくもここまで押し込んだものだとも言える。やはりポジションの偏りだけで動いているのだろう。じゃあ、もっと深押しすることを期待はしたが、下がらなかった。私も戻っていく途中の107.33で買い戻させられた。
今日も経済イベントが極端に少ない。また株価や金利の動きにダイナミックなものが出てくるとも期待できない。そんなときはレンジ相場だと割り切って、107円台の前半で買い、107円台の後半で売りと決め込んでかかるのも一手だろう。
日本時間 15時10分
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