本日の為替相場の焦点は、『米大統領選後から加速して来たドル買い及びリスク選好の流れ』と『主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向』、そして『注目度の高い米国の経済指標の発表』にあり。
米国の経済指標及びイベントは、
・22時30分:米)貿易収支
・22時30分:米)第3四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】
・24時00分:米)製造業受注指数
に注目が集まる。
米国以外では、
・12時30分:豪)RBA政策金利&声明発表
・22時30分:加)貿易収支
・24時00分:加)Ivey購買部協会指数
・翌7時00分:NZ)ウィーラーRBNZ総裁の発言
に注目が集まる。
経済指標や要人発言以外では、
・米国の主要企業の決算発表(コストコホールセール、その他)
・8日に[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]を控える
・トランプ次期米大統領への期待
・米国の国債市場と長期金利
・主要な株式市場
・原油と金を中心とした商品市場
・米国の金融政策
・金融当局者や要人による発言
・金融市場のリスク許容度
・欧州の金融政策
・日本の金融政策
・英国のEU離脱
・中国の景気動向
などが重要。
★★★
本日は、[豪)RBA政策金利&声明発表]が行われる。
また、明日に[加)BOC政策金利&声明発表]、8日には[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]を控える。
米国の経済指標は、[米)貿易収支]と[米)第3四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】]、[米)製造業受注指数]に注目が集まる。
米国の経済指標以外のイベントは、特に予定されていない。
先週の為替相場は、週初こそ米大統領選後から加速していたドル買いに対する巻き戻しが優勢となってドル円は一時111円前半まで反落し&ユーロドルは一時1.06後半まで反発したが、30日に行われたOPEC総会での減産合意をキッカケに再度ドル買いが優勢となってドル円は大きく上昇して直近高値を更新し&ユーロドルはイッテコイとなって安値圏で上値重く推移した。しかしその後に、週末の米雇用統計の結果を受けてドル売りヨリに傾いて週末クローズを迎えた。
週明けの為替相場は、イタリア国民投票の結果に対する不安からか小幅にドル売り&ユーロ売りヨリに窓を空けてスタートしたが、早い段階でイッテコイとなった。その後、ドル円は114円後半まで上昇した後に113円前半まで下落するなど大きく上下に振れ&ユーロドルは上値を試して1.07後半まで上昇している。
本日は、米大統領選後から加速して来たドル買い及びリスク選好の流れと主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向が重要となる。
その他、注目度の高い米国の経済指標の発表や8日に[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]を控える点にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ(羊飼いの見解)■□■(※毎日更新)
・12時30分:豪)RBA政策金利&声明発表
→据え置きがコンセンサス。サプライズはないと思われるが、いずれにしても今後の金融政策への思惑で豪ドルが大きく動くキッカケに
・22時30分:加)貿易収支
・24時00分:加)Ivey購買部協会指数
→いずれも、発表でのカナダドルへの影響はそれなり
・22時30分:米)貿易収支
・22時30分:米)第3四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】
・24時00分:米)製造業受注指数
→ドル円は大きく上下に振れ&ユーロドルは大きく上値を試した
12月入りで金融市場の商いが薄くなり、動きが乱暴になりがちな時期
引き続き、米大統領選後から加速して来たドル買い及びリスク選好の流れと主要な株式市場&米国の長期金利&原油価格の動向に注意しながら、慎重に取引すべき局面
本日の米国の経済指標は小粒だが、依然として市場は敏感に反応しやすいと考える
また、8日に[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]を控える点も重要
・翌7時00分:NZ)ウィーラーRBNZ総裁の発言
→言及内容次第。今後の金融政策やNZドルに関する言及で大きく動くキッカケになりやすい
■12月5日~の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)
▼今週(12/5~)→オーストラリア、ユーロ圏、カナダの金融政策発表が予定
▼[イタリア国民投票(憲法改正の是非を問う)]投開票
▼8日に[米)ECB金融政策発表]
▼14日に[米)FOMC金融政策発表]
▼20日に[日)日銀金融政策発表]
▼来週(12/12~)→スイス、英国、米国の金融政策発表が予定
▼トランプ次期米大統領への期待
▼米国の国債市場と長期金利
▼主要な株式市場
▼原油や金を中心とした商品市場
▼米国の金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼注目度の高い経済指標の発表(米国が中心)
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の金融政策
▼日本の金融政策
▼英国のEU離脱
▼中国の景気動向
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12月6日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・EU財務相会合 ・米国の主要企業の決算発表(コストコホールセール、その他) ・8日に[欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見]を控える |
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09:30 | 豪)第3四半期経常収支 | ○ | -135億 | -155億 | ||||||||||
12:30 | 豪)RBA政策金利&声明発表 | ◎ | 1.50% 据え置き |
1.50% 据え置き |
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16:00 |
独)製造業受注 [前月比/前年比] |
△ | +0.6% | -0.6% | ||||||||||
+1.6% | +2.6% | |||||||||||||
16:30 |
南ア)第3四半期GDP [前期比年率/前年比] |
× | +0.6% | +3.3% | ||||||||||
+0.7% | +0.6% | |||||||||||||
17:15 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.1% | +0.1% | ||||||||||
-0.2% | -0.2% | |||||||||||||
19:00 |
欧)第3四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比] |
× | +0.3% | +0.3% | ||||||||||
+1.6% | +1.6% | |||||||||||||
22:30 | 加)貿易収支 | ○ | -17.0億 | -40.8億 | ||||||||||
米)貿易収支 | A | -420億 | -364億 | |||||||||||
米)第3四半期非農業部門労働生産性【確報値】 | BB | +3.3% | +3.1% | |||||||||||
↑・単位労働費用【確報値】 | +0.3% | +0.3% | ||||||||||||
24:00 | 加)Ivey購買部協会指数 | ○ | 60.0 | 59.7 | ||||||||||
米)製造業受注指数 | B | +2.6% | +0.3% | |||||||||||
米)IBD/TIPP景気楽観指数 | C | 52.0 | 51.4 | |||||||||||
翌 07:00 |
NZ)ウィーラーRBNZ総裁の発言 | ◎ | 要人発言 | |||||||||||
翌 07:30 |
豪)AIG建設業指数 | × | - | 45.9 | ||||||||||
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12月は儲ける事よりも損をしない事を第1に考えてトレード中。ドル円は、102円後半~104円半ばを中心としたレンジと考えて104.0前後では垂れたところでショートを狙い&103.0前後では反発したところでロングを狙う。ただし、通常時よりも機会を吟味してポジションを持つ時間をなるべく少なくする
12月は儲ける事よりも損をしない事を第1に考えてトレード中。ユーロドルは、押し目・1.07半ば~1.07後半で反発したところでのロングを回転。ただし、通常時よりも機会を吟味してポジションを持つ時間をなるべく少なくする
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