昨日は海外市場で地政学的リスクの高まりを見た。ニューヨークオープンとともにトランプ大統領が北朝鮮に対するアメリカの独自行動を示唆。これもツイッターである。それでグローベックスセッションで米国株は急落。
どこまで本気なのかはまだわからないものの、リスク回避しておかないといけないのも事実。ドル円も110円台の前半まで押し込まれた。それでも110円ちょうどは不思議と割り込まない。みんな怖くて触れないのだ。
テクニカル的にもサポートの位置だ。今年の最安値であり、110円というキリのいい数字、心理的節目ということだ。つまり買うにしても売るにしても、この付近のレベルだということだ。ここで止まるのか、下抜けするのかはテクニカルではわからない。
トレードとして真正面からできることといえば、110.10あたりで買ってロングにしておいて、109円台入りでロングの投げ、そして余力があったらひっくり返してショート転するのである。私も110.13でロングにした。
しかし日付の変わるちょっと前ごろに、自衛隊も出撃みたいなニュースが出てきて、ドル円は一気に109円台に突入した。私も損切りついでに109.96でド転のショート。落ち着いてくると、どうやら海上自衛隊が今北上中の米空母艦隊と共同で訓練を行うとのこと。それでも地政学的リスクは高まらざるをえない。
まだ遠いようにも感じるのだが、ちょっとだけではあっても実弾攻撃の現実味が増してきているようにも見える。値崩れを起こしかけていたユーロ円が一段安になったことで、ドル円も投げ売り体制に。
私は108.85で利食いの注文を出して、損切りは110.05で置いておいたのだが、夜に寝ている間にどちらもダンにならず。ドル円は109.65あたりを安値として、そのまま安値圏でピッタリと張り付いてしまっている。
今日はアジア時間にもドル円の安値トライは見られたが、109.40を割り込んだ程度。深押しはしなかった。今晩もやはりトランプ政権というか、アメリカの軍事行動に注目が集まるだろう。それに関連する要人発言に揺れる一日となりそうだ。
私としては自分のドル円ショートのストップ注文を109.80まで下げて、後は下攻めを待っている。108円台に入れば、そこは利食いで買い戻す前に、追加で売り増しして見たいものだと考えている。
日本時間 16時30分
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