金曜日は材料が薄かったが、アジア時間でドル円がやや軟化。朝がたの111円台後半だったものが111円台の前半までゆるんだ。そして欧州時間では111円台を割り込んできて、少しリスク回避の姿勢が強まりそうにも見えた。
イタリアでやっているG7だが、貿易問題と環境問題で意見の一致を追求するのは困難のようである。しかしそれも想定の範囲内で、今に始まったことではない。
しかしアメリカのGDPの改定値が予想をよりも良かったので、市場のリスク許容度がやや回復。米国株は再び歴史的な最高値にチャレンジすることとなった。しかし3連休をひかえてニューヨーク市場は早々とお休みモードに入ったので、総じてマーケットは動かなくなるのも早かった。
そういうわけで今日はアメリカとイギリス、そして中国が休場となっているので、世界的にどこの市場も閑散とするだろう。アメリカに帰国したトランプ大統領の疑惑に関する発言くらいしか注目材料はない。こんな日はいっそのこと、「休むも相場」にしてしまったほうがよい。
今日も北朝鮮のミサイル発射があったが、マーケットには目立った反応はなし。マーケットが反応しないということは、北朝鮮とアメリカにとって評価を下げることにつながる。
北朝鮮にとっては世の中が脅威に感じていないということの表れであり、それは瀬戸際外交が通じないという状況だからだ。またアメリカにとっても「どうせ何もしないのだろう」と軽く見られる契機を与えてしまうことになる。
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