金曜日は朝からJアラートが鳴ったが、リスク慣れしてしまってマーケットはほとんど無反応だった。早朝のセッションで日経先物は100円も下がりはしなかった。ドル円は110円台の前半から下がるには下がったが50ポイントほどだけ。109円台に突っ込んで、すぐに元のレベルに戻ってきた。
そしてその後はそれを見てからの動きはリスクに対する不安が払しょくされたかのような展開となった。為替相場ではドル円が111円台まで急上昇したのだが、これはポンド円の買い上げが寄与するところが大きい。
前日のポンドのタイトニングの話もポンド買いに理由を与えたが、それによってクロス円は大幅上昇を演じることとなったのである。むろんロンドンテロも完全に無視だ。
ニューヨーク時間では円の買い戻しが優勢な状況が続いて、ポジション調整の場となった。特にトランプ政権から積極的な北朝鮮への非難は出てきていない。
今日は日本がお休み。しかし日経先物の動向は気になるところ。シンガポールやシカゴでの日経先物の値段を追いかけるしかないのだが、高値圏で張り付いている米国株が一段高するかどうかが注目の的となろう。
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