(「FX会社へのサイバー攻撃が頻発! (1)「DDOS攻撃」でサービス停止状態に…!?」からつづく)
■外為どっとコムや上田ハーローもDDOS攻撃の標的に…
前回の記事では、マネーパートナーズとFXトレード・フィナンシャルが受けた「DDOS攻撃」の状況について紹介したが、それ以外にも、ヒロセ通商や外為どっとコムなどが「DDOS攻撃」の被害を受けている。
【参考記事】
●FX会社へのサイバー攻撃が頻発!(1)「DDOS攻撃」でサービス停止状態に…!?
ヒロセ通商では、9月18日(月)10時15分から11時28分ごろまで公式ウェブサイトや取引ツールへアクセスしにくい状況となった。
そして外為どっとコムでは、9月21日(木)9時15分から10時にかけて、公式ウェブサイトやスマートフォンアプリへログインしづらくなったという。
ただし、ヒロセ通商や外為どっとコムについては、いずれも発生から復旧までの時間は比較的短かったため、マネーパートナーズやFXトレード・フィナンシャルと比べて被害は軽微であったといえそうだ。
さらに上田ハーローも、9月21日(木)10時15分ごろより「DDOS攻撃」を受け、「www.uedaharlowfx.jp」ドメインの上田ハーローのサイトがアクセスしづらい状態になっていたようだ(前述のドメイン以外の上田ハーローのサイトや取引システムは正常)。
そして、この「DDOS攻撃」に対し、上田ハーローは、対象サイトへのアクセスを制限する措置を取っていたとのこと。

また、同じく短資会社を親会社に持つセントラル短資FXも、9月22日(金)9時3分から同12分ごろまで、「DDOS攻撃」により、公式ウェブサイトや取引システムにアクセスしにく状況だったという。
以下は、セントラル短資FXからデータ提供を受け、ザイFX!で掲載している為替チャートだが、セントラル短資FXのウェブサイトや取引システムにつながらなかった時間帯のローソク足が抜け落ちていることがわかる。間接的にザイFX!もサイバー攻撃の影響を受けていたのだ。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 5分足)
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