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ノックアウト・オプションが取引できる会社を徹底比較! 取引できる銘柄の数、主要通貨ペアのスプレッド・スワップポイントに加え、おすすめのポイントも紹介!

2025年07月10日(木)16:30公開 (2025年07月10日(木)16:30更新)
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ザイFX限定!口座開設&取引で最大10000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

ノックアウト・オプションを取引できるFX会社を徹底比較!

「ノックアウト・オプション」は、最大損失額を決めてから取引を始める感覚の金融商品。設定の仕方によっては、通常のFXやCFDよりも、かなり少額から取引することができます。

 現在、日本国内ではIG証券、StoneX証券のFOREX.comゴールデンウェイ・ジャパンPlus500証券の4社が、ノックアウト・オプションのサービスを提供しています。 

■ノックアウト・オプションが取引できる口座を比較!
◆ IG証券【ノックアウト・オプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1万通貨 最長1年程度 為替/株価指数/商品/日本株/米国株 約500銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり iPhone/Android 独自
取引時間
米国夏時間…AM5:00~土曜AM6:00
米国標準時間…AM6:00~土曜AM7:00
※一部通貨ペアは例外あり
IG証券【ノックアウト・オプション】の特徴
※最大5万円のキャッシュバックキャンペーン実施中!
IG証券が通常のFX口座で取り扱う約100種類の豊富な通貨ペア、世界の主要な株価指数、コモディティ(商品)に加え、日本株、米国株、ドルインデックス、ボラティリティ指数まで取引できるのが最大の魅力。いろいろな銘柄でノックアウト・オプションを取引したい人におすすめです。
※市況状況の変化などで取り扱い銘柄数は上記と異なっている場合があります。最新の取り扱い銘柄や銘柄数は、取引ツールで確認するようにしてください
▼IG証券【ノックアウト・オプション】▼
IG証券【ノックアウト・オプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ FOREX.com【ノックアウトオプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1000通貨 最長1年程度 為替/株価指数 40銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 なし iPhone/Android Trading View
取引時間
米国夏時間…AM6:00~土曜AM6:00
米国標準時間…AM7:00~土曜AM7:00
FOREX.com【ノックアウトオプション】の特徴
最低取引単位が1000通貨なので、銘柄によっては数百円程度と、非常に少額から取引することができます。取り扱いは40銘柄ですが、FXの主要な通貨ペアはひととおり揃っているので、必要十分なラインナップといえます。ノックアウトプレミアムがないので、ノックアウト価格に到達しても総コストがスプレッド分のみというメリットもあります。※2021年11月24日より、トルコリラ/円、米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラは取引停止中
▼FOREX.com【ノックアウトオプション】▼
FOREX.com【ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】
最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1Lot 1カ月(4週間) 為替/商品/暗号資産 15銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり(反対売買時) iPhone/Android Trading View
取引時間
FX…月曜AM7:05~土曜AM6:55(米夏時間中は月曜AM7:05~土曜AM5:55)
商品…月曜AM8:05~土曜AM6:55(米夏時間中は月曜AM7:05~土曜AM5:55)
暗号資産…毎日AM7:05~翌AM6:55(米夏時間中は毎日AM6:05~翌AM5:55)
ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】の特徴
7通貨ペアと米ドル建ての金・銀・原油・天然ガスの4銘柄、暗号資産4銘柄の計15銘柄を取引できます。2025年5月には、これまで1日だった取引期限が1カ月(4週間)に拡大され、さらに利用しやすくなったのもポイント。暗号資産のノックアウトオプションは、ゴールデンウェイ・ジャパンしか取り扱いがない点にも注目です!
▼ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】▼
ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ Plus500証券【ノックアウトオプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
5000通貨
(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
最長1カ月程度 為替/株価指数/商品/米国株 106銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり iPhone/Android 独自
取引時間
米国夏時間…AM5:00~土曜AM5:00(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
米国標準時間…AM6:00~土曜AM6:00(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
Plus500証券【ノックアウトオプション】の特徴
為替の通貨だけでも取り扱いは66ペアと充実。それ以外に株価指数17銘柄、コモディティ(商品)16銘柄、株式(個別株)7銘柄もあり、設定するノックアウトレベルの水準によっては、かなり少額から取引することができます。ノックアウトオプション・通常のFX・バラエティに富んだ銘柄ラインナップのCFDを、1つのツールでシームレスにトレードできるのもポイント。ノックアウトレベルと取引数量を設定すれば、オプションの購入代金がすぐに把握できるので、ノックアウトオプションが初めての人にもわかりやすくておすすめです。
▼Plus500証券【ノックアウトオプション】▼
Plus500証券【ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
※「ノックアウトプレミアム」とは、ノックアウト価格に達したときにノックアウト価格で必ず決済されることが保証される代わりに支払うコスト。ノックアウトプレミアムがない場合、ノックアウト価格で決済されてもオプションの購入代金以外のコストはかかりません。ただしFXTF GX-ノックアウトオプションの場合、期限到来前に反対売買で決済をおこなうと、反対売買時の原資産価格とノックアウト価格の差額にノックアウトプレミアムを加えた金額が売却価格となります

 この記事では、ノックアウト・オプションの仕組みや特徴、各社の取り扱い銘柄数や取引できる銘柄のジャンル、取引ツールなどを比較して紹介します。

ノックアウト・オプションとは?

 ノックアウト・オプションでは、「ノックアウト価格」と呼ぶ、相場が予測と反対に動いたときに損失を確定させる価格を事前に設定してから取引します。もし、レート(価格)がノックアウト価格に到達してしまったら、ポジションが自動で決済されるため、最大損失額が確定した状態で取引をスタートできるというメリットがあります。

 ノックアウト・オプションはその名のとおり「オプション」取引ですが、FXの基本的な取引の仕組みやルールを理解していれば難しくはありません。

 具体的には、相場が上昇すると予測すれば、今のレートより下の水準にノックアウト価格を設定する「ブル」、相場が下落すると予測すれば、今のレートより上の水準にノックアウト価格を設定する「ベア」を購入するだけです(ブルは「上昇」や「UP」、ベアは「下落」や「DOWN」と呼ぶ口座もありますが、本記事では便宜上、ブル・ベアで統一します)

ノックアウト・オプションのイメージ
ノックアウト・オプションのイメージ

(出所:IG証券)

 新規注文と決済の逆指値注文(ストップロス注文)を組み合わせるIFD注文を活用した取引にも似ていますが、通常の逆指値注文とは異なり、ノックアウトオ・プションではどれだけ相場が急変しても、必ずノックアウト価格でポジションが決済されます

 また、口座によっては利益確定の指値注文や、ノックアウト価格の手前に損失確定の逆指値注文を設定してから取引を始めることもできます。

 オプション取引なので、ポジションの保有期間には限りがあるものの、期限内なら好きなタイミングで決済して損益を確定させることもでき、取引期限が到来したら自動で取引が終了します。

 オプションの購入に必要な資金「オプション代金」は、ノックアウト価格をどの水準に設定するかで変化します。ノックアウト価格が今のレートに近いほど、オプション代金は安くなり、設定するノックアウト価格の水準によっては、通常のFXやCFDと比べて、かなり少ない金額から取引できます。もっとも、ノックアウト価格が今のレートに近ければその分、レートがノックアウト価格に達するリスクは相対的に高くなります。

取り扱い銘柄数とジャンルはIG証券がもっとも豊富。個別株なら
IG証券、暗号資産ならゴールデンウェイ・ジャパンといった選択も

 各社のノックアウト・オプションで取引できる銘柄の数や銘柄のジャンルは以下の表のとおりです。

各社の取扱銘柄数と取引できる銘柄のジャンルを比較
会社名
(クリックで詳細ページへ)
取扱銘柄数 ジャンル(銘柄数)
IG証券 約500銘柄 ・通貨ペア(約100銘柄)
・株価指数(25銘柄)
・コモディティ(20銘柄)
・日本株(約140銘柄)
・米国株(約200銘柄)
・ボラティリティ指数(4銘柄)
FOREX.com 40銘柄 ・通貨ペア(23銘柄)
・株価指数(17銘柄)
※取引停止中の銘柄あり
ゴールデンウェイ・ジャパン 15銘柄 ・通貨ペア(7銘柄)
・コモディティ(4銘柄)
・暗号資産(4銘柄)
Plus500証券 106銘柄 ・通貨ペア(66銘柄)
・株価指数(17銘柄)
・コモディティ(16銘柄)
・株式(7銘柄)

 IG証券は為替の通貨ペアだけで約100銘柄、それ以外に株価指数、商品、日本株、米国株、ボラティリティ指数も取引でき、すべて合わせると約500銘柄と、圧倒的な銘柄数を誇ります。

 そして、為替の通貨ペアだけに着目すると、Plus500証券も66銘柄と豊富で、FOREX.comが23銘柄、ゴールデンウェイ・ジャパンが15銘柄と続きます。もっとも、米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドルなどのメジャーな通貨ペアは、どの口座にも取り扱いがあります

 そのため、メジャーな通貨ペアでノックアウトオプションを取引できれば十分という人は、取引ツールの使用感などを重視して口座を選択するのも良いでしょう。

 一方、いろいろな通貨ペアで取引したいなら、IG証券がおすすめです。IG証券はトルコリラ、メキシコペソなどの高金利で人気の通貨に加え、ドルインデックスの取り扱いもあります。ノックアウト・オプションに限らず、ドルインデックスを取引できるFX会社はかなり珍しいので、基軸通貨である米ドルの相対的な値動きを確認できるという点からも、口座を開設しておいて損はありません。
【※関連記事はこちら!】
ノックアウト・オプションに130銘柄追加。VIX指数(恐怖指数)が50円で取引可能!?

 通貨ペア以外に目を向けると、IG証券には日米の個別株、ゴールデンウェイ・ジャパンには暗号資産が取引できるという特徴もあります(Plus500証券も米国の個別株7銘柄を取引可能)。通貨ペア以外の取引にも挑戦してみたい人は、取引できるジャンルや各ジャンルで取引できる銘柄の数も考慮すると良いでしょう。

 なお、取引期限もIG証券とFOREX.comは最長1年程度、ゴールデンウェイ・ジャパンとPlus500証券は最長1カ月程度と、各社で異なります。ポジションの保有期間が長くなる可能性があるなら、取引期限にも注目しましょう。

最低取引単位にも注目! 1000通貨ならノックアウト
価格次第では、数百円程度の超少額から取引できる

 通貨ペアの最低取引単位は、IG証券とゴールデンウェイ・ジャパンが「1万通貨」、Plus500証券が「5000通貨」、FOREX.comが「1000通貨」(いずれの口座も銘柄によって異なる場合あり)できるだけ小さな単位で取引したいなら、FOREX.comが有利です。

 取引単位が小さければその分、オプションの購入代金も相対的に抑えることができます。たとえば、FOREX.comでは1000通貨の取引なら、設定するノックアウト価格の水準によっては数百円程度の資金でポジションを保有できる銘柄もあります。

 以下は、FOREX.comで米ドル/円の現行レートが146.25円前後のときに、選択できる価格としては現行レートにもっとも近い146.00円に、ノックアウト価格(ノックアウトレベル)を設定たときの取引画面です。

FOREX.comのノックアウトオプション発注画面(スマホアプリ)
FOREX.comのノックアウト・オプション発注画面

(出所:FOREX.com)

 FOREX.comでは米ドル/円なら10銭刻みといったように、一定の幅で設定されたノックアウト価格の中から選択できます。上の画像のタイミングでは、相場が上昇すると予測して「上昇(ブル)」を購入する場合、ノックアウト価格が146.00円なら、1000通貨取引で250円程度の購入代金しかかかりません。

 通常のFX取引の場合はレバレッジが最大の25倍でも、1000通貨の取引には5850円の証拠金が必要(1米ドル=146.25円で試算)なので、ノックアウト・オプションのオプションの資金効率はかなり良いと言えます。
【※関連記事はこちら!】
FXの「少額取引」のメリットやおすすめの理由を紹介! 1通貨単位や100通貨単位で取引できるFX初心者向けのFX口座に加え、少額取引をするための3つの方法も解説

 また、先ほどの画像のタイミングでかかるオプション購入代金の約250円は、ノックアウト価格に到達した場合に生じる1000通貨取引での損失額とほぼ同額なので、おおむね「最大損失額=オプション代金」と考えることができます。

 最大損失額が確定した状態からトレードできるという点は、リスク管理が苦手な人や、含み損が拡大してもなかなかポジションを決済できない人にとってもおすすめです。

取引手数料は無料!ノックアウト・オプションにかかるコストは「ノックアウトプレミアム」と「スプレッド」の2種類

 いずれの口座も取引手数料(売買手数料)は無料ですが、ノックアウト・オプションには「ノックアウトプレミアム」と呼ばれるコストが発生する場合があります。

 これは、価格が絶対にスベることなく、指定したノックアウト価格で必ず決済が成立するための保証料とも考えることができる、ノックアウト・オプション特有の実質的なコストに相当するものです。ノックアウトプレミアムの金額は一定ではなく、銘柄や相場の状況によって変動します。

 ただし、どんな状況でも必ずノックアウトプレミアムが徴収されるというわけではなく、扱いについても各社で違いがあります。


IG証券…オプション代金に含まれており、ノックアウト価格へ到達する前に決済した場合は返金される

FOREX.com…なし

ゴールデンウェイ・ジャパン…ノックアウト価格へ到達する前に決済した場合のみ徴収される

Plus500証券…オプション代金に含まれており、ノックアウト価格へ到達する前に決済した場合は返金される


 IG証券とPlus500証券は、オプション代金(購入金額)の中にノックアウトプレミアムが含まれており、取引期間中にユーザーが任意でポジションを決済した場合は、取引終了後にノックアウトプレミアム分の金額が口座に返金される仕組みが採用されています。

 一方、ゴールデンウェイ・ジャパンでは、取引期間中にユーザーが任意でポジションを決済した場合にノックアウトプレミアムが徴収され、ノックアウト価格へ到達した場合と、取引期限を迎えてポジションが決済された場合はノックアウトプレミアムの支払いが不要となります。

 このように、4つの口座を比較すると、どのような形で取引が終了してもノックアウトプレミアムがかからないFOREX.comがコスト面では有利に見えますが、そうとも言い切れません。

 ノックアウト・オプションではノックアウトプレミアムだけでなく、通常のFXやCFDと同様に「スプレッド」分のコストも生じるため、ノックアウトプレミアムとスプレッドを合算した金額を、「実質的なトータルコスト」と考える必要があります。

 そのスプレッドに関しては、一部口座のごく限られた銘柄を除き、いずれの口座も非公開の扱いとなっていますが、編集部が各社の取引ツールで主要な通貨ペアの実勢レートを定期的にチェックしている限りにおいては、FOREX.comのスプレッドは他の口座と比べて相対的に広く、ノックアウトプレミアム分のコストをスプレッドに上乗せしているような印象があります。

 そのため、少し仕組みが異なるゴールデンウェイ・ジャパンは例外として、ノックアウト価格に達した場合に余計なコストが生じるか生じないかという点では、ノックアウトプレミアムがないFOREX.comにメリットがあると考えることもできますが、ノックアウト価格に到達する前にポジションを決済した場合は、IG証券やPlus500証券のほうが、トータルのコストは抑えられることもありそうです。
【※関連記事はこちら!】
FXの「スプレッド」を比較!【最新】取引コストが安い、おすすめのFX口座はここだ! 約40口座を対象に、10通貨ペアのスプレッドを調査!

 ノックアウト価格に到達した場合のコスト負担が気になるならFOREX.comかゴールデンウェイ・ジャパン、ノックアウト価格は万が一のときの備えで、ノックアウト価格に到達する前に決済することを前提になるべく低コストで取引したいという人はIG証券かPlus500証券を選ぶという手も考えられます。

 なお以下の各ボタンからは、約40のFX口座を対象にした、通常のFXにおける通貨ペアごとの「スプレッド比較・ランキング」を確認できます。

「スプレッド比較」通貨ペア別ランキングページ一覧 ※通貨ペア名からランキングページへアクセスできます

 ノックアウト・オプションとはスプレッドの水準が異なる場合もあり、ノックアウトプレミアムも相場の状況などによって変動するため、あくまで参考ですが、各社のおおまかなスプレッドの傾向をチェックするのに役立ててください。

ノックアウト・オプションでも、ポジションを保有している間は「スワップポイント」が発生する

 ノックアウト・オプションでも通貨ペアを対象とした銘柄であれば通常のFX取引と同様、営業日が切り替わるごとに「スワップポイント(スワップ金利)」の受け払いがあります。

 たとえば、米ドル/円のノックアウト・オプションなら、上昇を予測して米ドル/円の買いに相当する「ブル」を購入するとスワップポイントを受け取れ、下落を予測して米ドル/円の売りに相当する「ベア」を購入するとスワップポイントの支払いが生じます。

 もっとも、同一銘柄におけるスワップポイントの金額だけでなく、受け払いに関するルールに関しても各社で違いがあり、こちらも厳密にどの口座が有利かを厳密に比較することはできません。


IG証券…通常のFXで付与されるスワップポイントにおおむね近い金額(取引ツールで確認可能)

FOREX.com…通常のFXで付与されるスワップポイントにおおむね近い金額(取引ツールで確認可能)

ゴールデンウェイ・ジャパン…スワップポイントの受け払い分がノックアウト価格に織り込まれ、営業日が変わるたびに保有ポジションのノックアウト価格が変動

Plus500証券…日々の金利調整額と実勢レートから算出(金利調整額は取引ツールで確認可能)


 IG証券、FOREX.com、Plus500証券は、金額には違いがあれど、通常のFXと同じような感覚でスワップポイントの受け払いが発生し、その分が日々口座に反映されます。一方、ゴールデンウェイ・ジャパンの場合は、スワップポイントによる増減分を加味してノックアウト価格そのものが変動するため、ポジションを長く保有すればするほど、ノックアウト価格が事前に設定した水準から離れていくという点には注意が必要でしょう。

ノックアウト・オプションは、設定次第では非常に少額から取引でき、かつ予測と逆方向への価格の変動リスクを必ず想定の範囲内に抑えることができるのが最大のメリットです。純粋にスワップポイントによる金利収益を重視する人は、通常のFX取引で高いスワップポイントを提供しているFX口座を選択するほうが良いでしょう。
【※関連記事はこちら!】
FXの「スワップポイント」を比較!【最新】スワップポイントが高い、おすすめのFX口座を紹介! 約40口座を対象に、高金利通貨を含む9通貨ペアを調査

 とはいえ、ノックアウト・オプションでもポジションの保有期間がそれなりに長くなれば、スワップポイントの受け払いが最終的な損益結果に与える影響は無視できなくなることも考えられるので、気になる人は注目しておきましょう。

 以下の各ボタンからは、約40のFX口座を対象にした、通常のFXにおける通貨ペアごとの「スワップポイント比較・ランキング」を確認できます。こちらもあくまで参考ですが、各社のスワップポイントのおおまかな傾向を確認するのに活用してください。

「スワップポイント比較」通貨ペア別ランキングページ一覧 ※通貨ペア名からランキングページへアクセスできます

 なお、為替の通貨ペア以外の銘柄を取引する際も、「ファンディングコスト」などと呼ばれる金利調整額が発生します。

 たとえば、株価指数の場合は「ブル」ポジションの保有でファンディングコストの支払いが発生し、「ベア」ポジションの保有で原則ファンディングコストを受け取ることができます(当該国の基準金利によっては支払いの場合もあり)。

 また、コモディティ銘柄でもフォワードカーブ(先物曲線)に沿った日々の動きと各社の資金調達コストによって計算されたファンディングコストが発生するのが一般的です。

PCとスマホの両方から取引可能。世界中のトレーダーに人気の「TradingView」を利用できる口座も!

 最後に、各社の取引ツールを紹介しましょう。いずれの口座もWEBブラウザベースのPC(パソコン)版の取引ツールと、スマホアプリ(Android/iOS)を提供していて、インターネットに接続できる環境であれば、場所を選ばずトレードできます

 以下は、各社のPC用取引ルールの画面の一部です。

IG証券のPC用取引ツール
IG証券のPC用取引ツール

(出所:IG証券)

FOREX.comのPC用取引ツール
FOREX.comのPC用取引ツール

(出所:FOREX.com)

ゴールデンウェイ・ジャパンのPC用取引ツール
ゴールデンウェイ・ジャパンのPC用取引ツール

(出所:ゴールデンウェイ・ジャパン)

Plus500証券のPC用取引ツール
Plus500証券のPC用取引ツール

(出所:Plus500証券)

 そして以下は、各社のスマホアプリの取引画面を並べたものです。

IG証券のスマホアプリ
IG証券のスマホアプリ

(出所:IG証券)

FOREX.comのスマホアプリ
FOREX.comのスマホアプリ

(出所:FOREX.com)

ゴールデンウェイ・ジャパンのスマホアプリ
ゴールデンウェイ・ジャパンのスマホアプリ

(出所:ゴールデンウェイ・ジャパン)

Plus500証券のスマホアプリ
Plus500証券のスマホアプリ

(出所:Plus500証券)

FOREX.comとゴールデンウェイ・ジャパンでは、「TradingView」が使えます。TradingViewは、月間のアクティブユーザーが5000万人を超える人気のチャート分析ツールで、近年ではチャートツールにTradingViewを導入するFX会社も増えてきており、多くのFX投資家に利用されています。
【※関連記事はこちら!】
トレーディングビューの有料機能が無料で使える、おすすめのFX会社を公開! 大人気のチャート分析ツールを賢く使える裏ワザを紹介
TradingViewが使える「おすすめのFX口座」を紹介! 人気のチャートツール「TradingView」の使い方や、無料アカウントの登録方法をわかりやすく解説!


 「ノックアウト・オプション」は、使い方次第ではFXよりも少ない資金で効率的に取引できるのが魅力です。元手となる資金が少ない……という人にも向いています。

 結果次第では為替レートが一瞬にして大きくこともある、米雇用統計などの重要な経済指標の発表のタイミングなどで活用するのもおすすめです。通常の逆指値注文では、指定した価格と成立した価格に大きな開きが生じることもありますが、ノックアウト・オプションなら相場が予測と反対の方向にどれだけ急変しても、必ずノックアウト価格でポジションが決済され、事前に確定した最大損失額以上の損失が発生しないのは大きなメリットです。

 興味のある人は、ノックアウト・オプションをぜひ、試してみてください。

■ノックアウト・オプションが取引できる口座を比較!
◆ IG証券【ノックアウト・オプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1万通貨 最長1年程度 為替/株価指数/商品/日本株/米国株 約500銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり iPhone/Android 独自
取引時間
米国夏時間…AM5:00~土曜AM6:00
米国標準時間…AM6:00~土曜AM7:00
※一部通貨ペアは例外あり
IG証券【ノックアウト・オプション】の特徴
※最大5万円のキャッシュバックキャンペーン実施中!
IG証券が通常のFX口座で取り扱う約100種類の豊富な通貨ペア、世界の主要な株価指数、コモディティ(商品)に加え、日本株、米国株、ドルインデックス、ボラティリティ指数まで取引できるのが最大の魅力。いろいろな銘柄でノックアウト・オプションを取引したい人におすすめです。
※市況状況の変化などで取り扱い銘柄数は上記と異なっている場合があります。最新の取り扱い銘柄や銘柄数は、取引ツールで確認するようにしてください
▼IG証券【ノックアウト・オプション】▼
IG証券【ノックアウト・オプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ FOREX.com【ノックアウトオプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1000通貨 最長1年程度 為替/株価指数 40銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 なし iPhone/Android Trading View
取引時間
米国夏時間…AM6:00~土曜AM6:00
米国標準時間…AM7:00~土曜AM7:00
FOREX.com【ノックアウトオプション】の特徴
最低取引単位が1000通貨なので、銘柄によっては数百円程度と、非常に少額から取引することができます。取り扱いは40銘柄ですが、FXの主要な通貨ペアはひととおり揃っているので、必要十分なラインナップといえます。ノックアウトプレミアムがないので、ノックアウト価格に到達しても総コストがスプレッド分のみというメリットもあります。※2021年11月24日より、トルコリラ/円、米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラは取引停止中
▼FOREX.com【ノックアウトオプション】▼
FOREX.com【ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】
最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
1Lot 1カ月(4週間) 為替/商品/暗号資産 15銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり(反対売買時) iPhone/Android Trading View
取引時間
FX…月曜AM7:05~土曜AM6:55(米夏時間中は月曜AM7:05~土曜AM5:55)
商品…月曜AM8:05~土曜AM6:55(米夏時間中は月曜AM7:05~土曜AM5:55)
暗号資産…毎日AM7:05~翌AM6:55(米夏時間中は毎日AM6:05~翌AM5:55)
ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】の特徴
7通貨ペアと米ドル建ての金・銀・原油・天然ガスの4銘柄、暗号資産4銘柄の計15銘柄を取引できます。2025年5月には、これまで1日だった取引期限が1カ月(4週間)に拡大され、さらに利用しやすくなったのもポイント。暗号資産のノックアウトオプションは、ゴールデンウェイ・ジャパンしか取り扱いがない点にも注目です!
▼ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】▼
ゴールデンウェイ・ジャパン【FXTF GX-ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
◆ Plus500証券【ノックアウトオプション】
為替の最低取引単位 取引期限 対象銘柄 取り扱い銘柄数
5000通貨
(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
最長1カ月程度 為替/株価指数/商品/米国株 106銘柄
取引手数料 ノックアウトプレミアム 専用アプリ 搭載チャート
無料 あり iPhone/Android 独自
取引時間
米国夏時間…AM5:00~土曜AM5:00(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
米国標準時間…AM6:00~土曜AM6:00(米ドル/円の場合。通貨ペアによって異なる)
Plus500証券【ノックアウトオプション】の特徴
為替の通貨だけでも取り扱いは66ペアと充実。それ以外に株価指数17銘柄、コモディティ(商品)16銘柄、株式(個別株)7銘柄もあり、設定するノックアウトレベルの水準によっては、かなり少額から取引することができます。ノックアウトオプション・通常のFX・バラエティに富んだ銘柄ラインナップのCFDを、1つのツールでシームレスにトレードできるのもポイント。ノックアウトレベルと取引数量を設定すれば、オプションの購入代金がすぐに把握できるので、ノックアウトオプションが初めての人にもわかりやすくておすすめです。
▼Plus500証券【ノックアウトオプション】▼
Plus500証券【ノックアウトオプション】の詳細はこちら(公式サイトへ)
※「ノックアウトプレミアム」とは、ノックアウト価格に達したときにノックアウト価格で必ず決済されることが保証される代わりに支払うコスト。ノックアウトプレミアムがない場合、ノックアウト価格で決済されてもオプションの購入代金以外のコストはかかりません。ただしFXTF GX-ノックアウトオプションの場合、期限到来前に反対売買で決済をおこなうと、反対売買時の原資産価格とノックアウト価格の差額にノックアウトプレミアムを加えた金額が売却価格となります
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