昨日はドル円のレンジが、その前日のレンジ内におさまった。つまりはらんでいるわけだ。これはテクニカル的には今のレベルに興味が薄くなってきたことを意味する。高いところを攻めても高値つかみするのも嫌だろうし、反対に安くなったらブレークしないと思っているので拾っておこうという意欲が強くなる。
そもそも注目すべき材料が少なかったことも起因している。テクニカル面からの示唆するところを考えると、上サイドか下サイドかのどちらかを抜けてこないと、何もやってはいけないということのようだ。そうでない場合は112.30から113.00の間でボックス圏の振る舞いが続くということだ。
私も113円台に乗せてきたらドル円を売ってみようと構えていたのだが、上値は限定的だったので果たすことはできなかった。外部環境を見ると、リスクテークの流れは強まっている。これだけ連日の最高値更新でも、米国株の上昇は止まらないのである。ドル円やユーロ円でも一段高があってもおかしくはない状況だ。
しかも昨日はドルが全面高となっており、ポンドドルなんかも1.30台まで安くなってきている。ドル円が上がりきれないのは、需給的にシコリを抱えているという側面のほうが大きいようだ。
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