昨日のアジア時間ではドル円が112円台の中盤であった。それ以前に111円台にまで突っ込んでいたのだから、かなりの戻った感がある。かといって今となっては113円台は遠く見えてしまい、上値は重そうだ。
総じて目先の想定レンジは先週までよりも若干、下がってきたというところだろう。たぶん多くの市場参加者が111円台の後半から112円台の後半を予想しているのではないだろうか。
そうしたなか、私もドル円を112円台の後半、具体的には112.75から上があったら売り込んでいこうと考えていたのだが、昨晩のドル円は動かなかった。やや下攻めもするものの、112.20あたりまでがせいぜい。ユーロドルも海外市場では30ポイントほどしか動かなかった。
アメリカの感謝祭も近づいていて、連休モードに入ってしまっているからなのかもしれない。そういうわけで動かないものは、手を出しても仕方がない。私もノーディール政策となってしまった。
今晩もあまり経済イベントは少ないが、日米ともに休みに入る前に、薄いマーケットの中をどのような動きをするかに注意が払われている。昨日も薄いマーケットとはいいながらも、米国株は大きく上昇してしまっている。だから利食い売りをこなすだけのエネルギーは残っているのだ。
それがドル円やユーロ円の底堅さを間接的に支援しているとも言えないではない。動かないだろうとは思いながらも、米国株が再び歴史的な最高値をトライするようであれば、やはりドル円を高値追いしていかねばならないところとなる。
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