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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

やっぱりフリだけ強硬姿勢とリスクオン、
ドル円も106円台に反発

2018年04月04日(水)15:39公開 (2018年04月04日(水)15:39更新)
持田有紀子

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 昨日も欧州時間ではリスクテークの勢いが強まって、クロス円が持ち上がった。つまりユーロ円が高いのである。円相場になっているので、ドル円も高い。ドル円は105円台を脱してきて、106円台乗せの後もビッドは強い。ユーロドルは1.23台の前半で小動きのままだった。まだドル相場にはなっていない。

 中国やNAFTAとの貿易交渉がどうなるのかは心配されているが、米側の話として交渉を前向きに進めていくという姿勢が出てきた。それでマーケットはいっそう安心感を得たようだ。ニューヨーク勢が参入してくるころからは、為替相場はドル主導の動きに変わっていった。

 つまりドル高の方向に動き出したのだ。ドル円も106円台の中盤まで上がってきたのだが、先週の戻し高値も107円ちょうどをこすっただけだったので、ここから買ってロング攻めするのは得策には見えない。だからというわけでもないのだが、私はユーロドルを売ってみた。

 もう1.22台に突入してしまっているが仕方がない。1.2293で売り込んだ。損失の限度幅は15ポイント以上は取れない。1.23台に再び乗せてきたら、ポジションカット態勢に入る。

 しかし日付が変わるころまでに攻めたのは1.22台の中盤まで。私は1.2380でストップ注文を置いて寝た。ストップがついてもいくらかは残る。後は一段安になっていればいいなと願うだけである。しかし朝になって画面を見ると、ユーロドルは差し込んでいない。1.2269で買い戻して、次に備える。

 昨日はホワイトハウスがアマゾンに特別の措置を取らないと公表したことで、マーケット全体がリスクオンとなった。米国株は大きく伸びたが、ここ最近は大幅安と大幅高を繰り返している。昨日は上がったからといって、次の作戦に参考にするのはまずい。貿易問題がどうなるかわからないので、どうしてもポジションを一方に振り向けられないのだ。

 トランプ政権での落としどころを探っている感じではあるが、深刻さや悲壮さは感じられない。本格的な貿易戦争など誰も望んでいないのは明らかであり、世界の悪役になってまでアメリカファーストを貫けるほど腰が据わっていないと見られているからだ。 

日本時間 15時30分

 

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