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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

イタリア債入札が絶好調でひと息、
ユーロ反発だが反動の域出ていない

2018年05月31日(木)15:42公開 (2018年05月31日(木)15:42更新)
持田有紀子

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 昨日はリスク回避し過ぎた分の巻き返しが起こった。しかしリバウンドが来るかどうかは、終わってみなければわからないものである。だからもの前の相場の流れが依然としてリスクオフなのであれば、俄然、下向きを攻めるしかない。昨日のアジア時間では、まだリスクオフかどうかを確かめている段階であった。

 我々は日本人だから、どうしても日本株の動きを参考にしてしまう。昨日は東京時間で日経先物は21920円まで安値をつけたが、それはその前日のナイトセッションでつけた安値と同じレベル、つまりテクニカル的にはダブルボトムの形となった。

 もちろん、その日が終わるまでダブルボトムになるかどうかはわからない。下抜けしてしまうかもしれないからだ。しかしダブルボトムになったのを確認してから買うのでは遅い。すでに底値圏を脱してしまうからだ。すでに高くなっている。とても買えない。

 それで実際のトレードとしては底値になりそうなところを逆張りで買ってみるという行動に出るのである。そして下抜け、つまりフレッシュローとともにストップアウトしてポジションカットするのである。日本株を持っていなくても、日経先物の昼間の挙動には、全員が注目していた。

 そうした買い意慾にも支えられて下抜けはしなかったアジア時間だったが、これでテクニカル的にリスクテークしていってもよさそうだということになった。そうした足元の環境のもとで、欧州時間ではさらにリスクテークの勢いが強まることとなった。

 肝心のイタリア長期債の入札が、実に絶好調の形で終わったのだ。それでさらに安心感を得たマーケットは、リスクテークに弾みがついたのである。底値を確認したという確信に近い思いもあって、ユーロドルの切り返しとユーロ円の反発はすさまじいものがあった。

 ちょっと短期的に突っ込み過ぎたというの反動であるのは明らか。しかし反動の域を出ていない。大きく値を戻したといっても、ユーロドルは1.16台、ユーロ円は126円台だ。ほんの1カ月前までは想像すらできないユーロの安さレベルであることに変わりはない。

 ユーロ絡みが値を戻しているときは無理して売り向かっていく必要もないだろうとは思うが、やはりこの安い値段を考えると、どこかで戻り売りを試みたいところではある。

 市場の透明要因は中国の貿易問題と北朝鮮問題、そしてイランの核問題だけであったのに、それにイタリア・スペイン問題が加わった形となっている。ファクターが多い分だけ、急激な市場のリスク回避の動きには注意を払いたいところ。


日本時間 15時30分

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