昨日はリスク回避し過ぎた分の巻き返しが起こった。しかしリバウンドが来るかどうかは、終わってみなければわからないものである。だからもの前の相場の流れが依然としてリスクオフなのであれば、俄然、下向きを攻めるしかない。昨日のアジア時間では、まだリスクオフかどうかを確かめている段階であった。
我々は日本人だから、どうしても日本株の動きを参考にしてしまう。昨日は東京時間で日経先物は21920円まで安値をつけたが、それはその前日のナイトセッションでつけた安値と同じレベル、つまりテクニカル的にはダブルボトムの形となった。
もちろん、その日が終わるまでダブルボトムになるかどうかはわからない。下抜けしてしまうかもしれないからだ。しかしダブルボトムになったのを確認してから買うのでは遅い。すでに底値圏を脱してしまうからだ。すでに高くなっている。とても買えない。
それで実際のトレードとしては底値になりそうなところを逆張りで買ってみるという行動に出るのである。そして下抜け、つまりフレッシュローとともにストップアウトしてポジションカットするのである。日本株を持っていなくても、日経先物の昼間の挙動には、全員が注目していた。
そうした買い意慾にも支えられて下抜けはしなかったアジア時間だったが、これでテクニカル的にリスクテークしていってもよさそうだということになった。そうした足元の環境のもとで、欧州時間ではさらにリスクテークの勢いが強まることとなった。
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