昨日は早朝に対中制裁の内容が出てきて、それがかえってマーケットに安心感を与える形となった。最初のアクションとしては、素直にリスク回避の流れとなった。グローベックスの米国株も下げ幅を拡大し、ドル円も下げてきた。
しかしその下げ幅は極めて小さいものだった。とくに下げの勢いが感じられない。ドル円は111.65あたりまでは下げたが、そこで踏みとどまった。それは日本株の方が早くも底値圏から脱出し、高値追いし出したからだ。
そして少し遅れて米国株も値を戻してきた。これでリスク許容度の増大が確認された。ドル円は112円台まで戻してきた。私としてはリスクテークの方向には懐疑的ながらも、私もドル円をロング攻めで開始した。あまり多くは望んでいない。簡単に取れるのならば、10ポイントくらいでも構わない。
すぐには上がらなかった。アゲインストになることはなかったので、あんまり耐える機会はなかったが、東京クローズのあたりでようやくドル円が上がってきたのである。日本株は大幅上昇しているのに、ドル円はなかなか上げきらない。これでは今後はドル円でロングポジションを作りにくいなと思った。
南北会談は3日間行われるということなので、昨日はセレモニーだけにとどまった。それでも会談をしていると言うだけで、中身に前進がなくても、地政学的リスクが減退していると考えたい態度が増えてきているように思える。
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