昨日は米中協議の3日目だった。期待だけが高まるのはいつものことだ。それで東京時間ではリスクテークが続いた。日本株が一段高しているが、出来高が伴わない。2万円アッパーは実体の伴わない空中戦の両駅だとも解釈できる。
リアルマネーに近いフローは出てこないのだ。そういう状態だったので私としてもドル円の売り場探しを目論んでいた。米中協議が3日に延長されて、それが終わったというのに何の公式発表も出てこない。もしも前進すべき合意が成されていたのだったら、当然のごとく、喜び勇んで発表していることだろう。
それなのにリークも含めて何も伝わってこないということは、やはり劇的な改善はなかったと言うことだろうか。今はドル円は108円台の後半で止まってしまっているが、108円台の後半にとどまっているが、崩れだしたら大きいかもしれない。期待が剥がれ落ちる瞬間を捉えたいものだ。
ニューヨーク時間になってUSTRのほうから短いコメントが出てきて、中国サイドがアメリカの農産品や工業製品の購入を増やすということらしい。しかしこれは普通の政治的方便であって、その具体的な中身には欠けるものだ。ただの努力目標と言えなくもない。本丸は知的財産権である。それについては何も触れられていない。
それで米国株は利食い売りに押されることになった。ドル円も108円台の前半にまで押し込まれた。ユーロドルでもドル安が進んで、久しぶりの1.15台乗せてきている。
あまり勢いがなく下がったので、私としては売りそびれた。戻りを持っていたが、戻らず。朝に早起きしてニューヨーククローズを見守ったが、とうとう108.23でしか売ることができなかった。
今日のアジア時間ではそうした米中協議へかけていた期待の剥落分がリードしている。ドル円も107円台に突入してはいるが、ストップロスが大きく誘発するという感じでもない。私はもうちょっとだけドルショートをキープしてみようと思っている。
日本時間 15時00分
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