昨日はアジア時間でリスクオフ。これは前日のニューヨーククローズ後に出てきた報道で、アメリカの検察がハーウェイに対して捜査を始めているという材料が出たからだ。私も109円台が割れそうなところでドル円をショートにして、ドスンと来るのを待っていた。そしてこの流れが海外ではどう受け止められるのかが注目点であった。
モルガンスタンレーの決算が良くなかったこともあって、米国株も落ち込んでスタートした。ドル円は欧州時間を通じて108.70くらいまでは下がるのだが、その後が進まない。まあ自分の買い戻しのストップが109.20でおいてある。
それがつかなければ時間がかかってもいいや、という感じで待つことにした。ポジションがオーバーナイトで持ち越してもよい気でもいた。ドル円は下がらず、109円台ちょうどまで戻ってきて日付が変わった。私も利食いはあきらめて寝入ることにした。
ニューヨーク時間の後半になって「対中関税を撤廃するかも」との報道が出てきて、それが市場全体をリスクテークムードに変えた。重たそうな米国株も持ち上がって、同時にドル円もピョンと跳ねた。
いうまでもなく私のストップロスもこのステージでダンになった。ニューヨーク終盤には財務省から否定の見解が出たが、リスク調整は小幅にとどまっており、ドル円は109円台をキープしたままだ。
さて昨日と反対で今晩はリスクテークの流れが続くかどうかが注目点となる。財務省から否定されたと言っても、今日のアジア時間では依然としてリスクオンの地合いが強いままだ。むろんドル円の一段高には米国株の前日高値の更新などが必要条件となる。
米政府のシャットダウンのため多くの経済指標が出ないままになっているので、より株価重視のウエイトが高まっているといえる。何も起こらなければ、私としては再びドル円の高いところをショートに振ってみたいと思っている。
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