■岡三マンのTwitterアカウントが一時制限
政治、経済、事件、事故、株価、為替などあらゆるニュースをすばやくつぶやくことで有名なTwitterアカウントといえば岡三マンです。
岡三マンは名前が似ている岡三証券グループや岡三オンライン証券とはまったく関係がないのですが、そのつぶやきの速さから情報源としてフォローしているトレーダーも多く、岡三マンのフォロワーは22万を超えています。
そんな岡三マンのTwitterアカウントが2019年1月23日(水)、一時的に制限されました。
岡三マンのTwitterアカウントには1月23日(水)15時時点で「不審な行為が確認されているアカウントです。表示してもよろしいですか?」という警告文が出ているのですが、「プロフィールを表示する」を押せば通常どおり見ることができるので、完全に制限されたわけではありません。
ですが、岡三マンのTwitterアカウントは1月23日(水)8時34分の以下のツイートを最後に更新がなく、「岡三マンのTwitterが凍結された!」ということでトレーダーを中心に騒然となったのです。
“https://t.co/sgV9VXMbzX”がリニューアル ~一部のユーザーに対しテスト公開https://t.co/IDXDT9TiwZ
— 岡三マン (@okasanman) 2019年1月23日
■アカウント制限は日本中に知れ渡った
今回の騒動の火元となったTwitterでは、おすすめトレンドに「岡三マン」や「アカウント制限」が並びました。
テニスの全豪オープンでベスト4に進出した「大坂なおみ」選手とともに、「岡三マン」がおすすめトレンドにいるのはなんともシュールな光景です。
また、有力な金融情報ベンダーであるBloombergが「正体不明の岡三マン、ツイッターアカウントの表示に一時的な制限」という記事を配信しています。
そして、このBloombergの記事がYAHOO! JAPANニュースのトップに躍り出るなど、岡三マンのTwitterアカウントの一時制限はトレーダーだけでなく、日本中に知れ渡りました。
■岡三マンのアカウント制限は日銀のせい!?
それでは、岡三マンのTwitterアカウントが一時的に制限された背景には何があるのでしょうか。
岡三マンはつぶやきの速さでトレーダーから絶大な支持を得ているだけに、岡三マンがつぶやくと株価が動くとか、岡三マンのつぶやきにアルゴ取引が反応する「岡三マンアルゴ」まで存在するという説が一部であります。
そして、岡三マンのTwitterアカウントが一時的に制限された本日1月23日(水)は日銀金融政策決定会合の結果発表日であることから、「岡三マンアルゴを無効化するために、日銀会合の結果発表日に合わせて凍結させた説」とつぶやく人も。
岡三マンアルゴを無効化するために、日銀会合の結果発表日に合わせて凍結させた説。
— なんにでもクソリプを注ぐ男 (@NH76G) 2019年1月23日
また、Bloombergの英語版では「Japan Daytraders Panic as Favorite Tweeter Goes Quiet on BOJ Day」=「日本のデイトレーダーは日銀金融政策決定会合の日にお気に入りのTwitterアカウントが静まり返りパニックに」という記事まで出ています。
「お気に入りのTwitterアカウント」というのはもちろん岡三マンのことですね。
さらに、1月22日(火)から1月25日(金)までスイスのダボスで世界経済フォーラム年次会合(通称ダボス会議)が開催されることから、ダボス会議に合わせて一時的に制限されたとのツイートもあります。
その他にも、岡三マンの代わりにTwitterで情報配信するとネタにされたり、すでに岡三マンの偽Twitterアカウントが何個も存在することが話題となるなど、岡三マンのTwitterアカウント一時制限の影響は大きく広がっています。
岡三マンに万が一のことがあれば情報屋にアカウント変更する準備できたぜ(´・ω・`) pic.twitter.com/OOPZuFYUcr
— ふく たろう (@fuku__taro) 2019年1月23日
果たして岡三マンのTwitterアカウントの一時制限は解除されるのか、日本のトレーダーは固唾を呑んで見守っているところでしょう。岡三マンにはぜひ復活してもらってタイムリーなニュースを届けてほしいですね。
(ザイFX!編集部・藤本康文)
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