昨日は米国株が5連騰の後の修正が入った。ニューヨーク序盤こそ株買い意欲旺盛でスタートしたのだが、トランプ大統領がメキシコとの協約は紙に書いてあるなどと、交渉ごとを明かすようなことをしたので、せっかくの合意もなしになるのではないかとの不安もよぎったからである。
ドル円もニューヨークオープンまでに108.80あたりまで買い上げられていたのだが、ニューヨーク時間のコアタイムでは総じてドルの利食い売りが優勢となった。再び108円台のミドルまで押し込まれて、ニューヨーククローズを迎えている。
ところで最近、人気を博していたビヨンドミートの株価が急落した。30%近くも下落しているので、ダメージは大きい。赤字が続いているのに、株価がズンズンと上がってきていたので、期待先行だったということは言うまでもない。これはアマゾンの再来かとも思われたからであろう。
期待だけで買っていっていいものではないということが認識させられたので、リスクテークには冷や水を浴びせかけられた形となっている。もうしばらく調整は続きそうだというのが、これまでの歴史である。
リスクが取りづらくなるということは、市場ではリスクオフの方向に構えないといけない。私もドル円を108円台の中盤アッパーでは積極的にショートに傾けたいところ。20ポイントのリスクで40ポイントを取りにいくといった形になろう。
ドル円が下がってきたにしても、やはり短期的なサポートを形成している107.85あたりは引っかかりそうなので、一段の突っ込みは完全に下抜けを確認してからということになる。
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