昨日は香港のデモ騒動に加えて、ホルムズ海峡でのリスクが高まった。それでアジア時間の間からリスク回避の動きが強まって、世界的に株価は下落。ドル円も108円台の前半まで下がってきたものの、深押しはしなかった。
ドル円の下げが限定的だったが、それまでにわかロングにしていた私も、いったんはゲットアウトして損切りさせられた。それまではどこかで拾っておいて、ドル金利上昇に備えようかと考えていたところだったのだ。
私としてはつまらない騒動で台無しにされたことで、かなりやる気が失せてしまった。しかもその後の動きが芳しくなかった。もう一度、買い直してみるかという気が起こらないほど、小動きになってしまったのだ。
ドル相場がそれほども下がらなかったことで、マーケットは底打ち感を意識させられた。海外市場ではリスク許容度はかなり回復し、米国株も復調の兆しが見えてきた。しかしドルの戻しは小さい。
なんといっても米中問題も含めて不透明要因がかなり多く残っているのだ。このような環境の中では積極的なリスクテークに出ることはできないようだ。 ニューヨーク時間に入っても為替相場はあまり動かなかった。
安倍首相はイランの核問題でアメリカとの仲裁を図るつもりで訪問したはずなのに、日本関連の船舶が攻撃を受けたことによってかえって地政学的リスクを増大させることになった。
アメリカはイランによる攻撃だといっているが、救助したのはイラン側であったのも事実だ。誰がやったかも不明な状況では、今後の政府要人からの発言でもマーケットは揺さぶられそうだ。
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