昨日はアジア時間から欧州時間にかけて、為替相場の動きは鈍いながらもドル高の流れを続けた。ドル円は107円台の後半で高値張り付き、そしてユーロドルも1.0950を下回ってきて、いよいよ今年の最安値である1.0927を目指さんとする展開となった。
しかし欧州序盤での最初のトライアルではユーロドルの下抜けは失敗した。臨時的なショートカバーも出てきて、1.0965あたりまで値を戻してきた。やはりテクニカルに下値サポートがワークしているということであろう。買いたい人は買っておくべき場所でもあるのだ。
それでもグレートな買い戻しは起こらなくて、ユーロドルの戻しは鈍い。私は寝てしまったが、ニューヨーク時間の午後には、ユーロドルは下値ブレークしてきた。2年ぶりの安値件だというのに、大きなストップロスを誘発するということはなかったようである。
下げ方も実にゆっくりとしたものだ。ここ1ヶ月はぜんぜん戻ることもなかったので、ユーロショートのポジションも相当にたまっていたのかもしれない。1.08台を見ることもなく、1.09台の前半で止まったままでニューヨーククローズを迎えている。
リアル通貨の動きとは直接の関係もないのだろうが、ビットコインも大きく下げてきており、久しぶりの7700台まで突っ込んでいる。
今日は市場のイベントが少ない日である。そうなると米中協議に関する発言と地政学的リスクがマーケットを動かす要因になるのだろう。何もなければ動かないかもしれないが、ユーロドルが前日の安値をも下回ってきて海外勢の動きが気にかかるところだ。
見ていると破壊力がない動きしかしていないので不満も残るが、戻さない以上はやはり安いところでもユーロ売りを仕込んでいかないといけないステージなのだろう。
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