ウイルス感染の状況はまったく改善していないが、先週は慣れてきたものか、総じてリスクテークの流れが強まった。ドイツ株と米国株は連日の史上最高値の更新を繰り返し、リスク性に敏感なドル円やユーロ円も腰の強い展開が続いた。
先週の金曜日はドル円は109円台の後半でステイ。110円台に戻らないのだから重いとも言えるのだが、下がらないのだから堅調だとも言える。比較的に着実に下がっているのはユーロ円のほうだ。これはユーロドルの重さが原因だ。
今月になってユーロドルは1.0950を割り込んできてからというもの、相場の頭の重さが際立ってきている。これだけユーロが全面安をしてしまうのは、ユーロに関する政策期待が強まっているからだ。
これだけ人の移動が制限されて、物品の調達も困難をきたしているところなのだから、経済活動にとっては明らかにマイナスだ。中国のGDPを直撃するのは当然だが、中国経済におんぶに抱っこだった地域の経済の低迷は免れない。
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