ドル円が110.30を越えてきたことによって、つまり今年の最高値を更新してきたことによって、形の上ではショート勢の負けとなっており、いっせいに買い戻しの動きが強まっている。これは相場というものの性質上、何でも同じことであって、避けられない。
そうした理由もあるので、テクニカル分析は重要視されているのである。しかし実際にテクニカル活用することは困難さも伴う。いくらあらかじめ上サイドのレジスタンスの位置がわかっているからと言っても、そこを抜けた瞬間にロングメークしないといけないからだ。
これは今年において誰も買っていないところを自分が買って行くことを意味する。しかしこれは相場に慣れてしまえば苦痛は少なくなるはずで、逆にブレークとともに突っ込んでいくことを喜びと感じてくるものなのである。
難しいのは、さらに伸びたとき。テクニカルポイントを上抜けしたときは上昇バイアスが強くなるのはわかっているのだが、一服した後で再び上がり始めたようなときだ。この際にはいっそのこと、トレンドフォローだと思って相場に臨むことにする。
そうすれば多少の高値つかみがあったにせいて、そのコストの悪いロングによって大きくケガをすることはなくなる。つまり自分の買った値段を基準にしてタイトストップで臨めということだ。
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