昨日は中国株が大きく上がった。経済誌で株価の上昇を目指すべきだという論調が載ったためでもあるが、そもそも中国株はコロナウイルスの発信源であるにも関わらず、それほども落ちていなかった。
日本株も米国株も30%近い調整を強いられたのに対し、10%ほどだけの下落で済んでいる。上海株の指数は3000ほどだったものが、旧正月の外出禁止で大きく落ち込むのかと思いきや、2700台までしか下がっていなかったのは記憶に新しい。
その中国株が3100台まで復活してきたことで、世界的にもリスクオンの流れが波及した。日本株も大幅上昇。日経先物は500円以上の上げを演じ、アジア時間から米国株も大幅上昇。
ドル円はあまり動かないなか、ユーロ円の上げが顕著になった。アジア時間では121円台を底固め、そして欧州序盤からは買い上がってしった格好となった。グローベックスでも米国株の上昇がとまったところで、ユーロ円の上昇も止まった。
122円台乗せに急迫したが、サイコロジカルな抵抗でもあったことだし、ノータッチで終わった。私はドル円のロングで攻めていたのだが、まったくワークせず。あまりにも上がらないので、ニューヨーク序盤で小幅ではあるが損切りすることにしたのである
米国株がニューヨークオープンの時点で大幅高だったので、かえってニューヨーク時間のコアタイムでは小動きにしか振る舞わず、高値張り付きで終始した感じだ。そしてナスダック指数は再び史上最高値を更新。ドル相場としてはドルが全面安になっている。
コロナ感染者数と関係なく、市場はややリスクテークムードが強まっている。虫の良い考えでコロナ前の状況に戻ると考えれば、米国株にも日本株にもまだ買い余地があろうというものだ。しかしそこがマーケットの落とし穴にもなりそうだ。
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