昨日は米国株の高値攻めが極まるかと思われた。6日続騰でS&P指数などはすでに史上最高値を視野に入れており、いつ更新してきてもおかしくはなかった。アジア時間では香港の人権活動家が逮捕されて、それが悪材料になるはずであった。
しかしながらレジスタンス的な株買いが当該メディア株に集まったりして、香港株が急伸。そうした流れで欧州株も米国株も堅調な地合いが続いたのである。
コロナ感染で騒動した3月につけた安値から1000ポイント以上も上がってきたS&P指数だったが、あと30ポイントしかないのに史上最高値を更新することはできなかった。もちろん近くて遠くに感じるのは、テクニカル面での抵抗もかなりあったのは言うまでもない。
それと同時にタイミング良く、マコネル院内総務が「第5弾の合意が行き詰まっている」と発言したことがきっかけとなっている。ちょうどリスクテークのポジションを手放したかったと感じていた連中にとっては良い機会だったのである。
ニューヨーク時間で目立ったのはドル金利の上昇である。それゆえドル相場も堅調な展開となった。ユーロドルの一段安もあり、ドル円も106円台のミドルを超えてきた。いまだ主要通貨は細菌のコアレンジの中におさまっている。
とはいえ、ちょっとドル売りで立ち向かいづらい環境になってきた。本来ならば絶好のドルの戻り場だということで、果敢に逆張りで臨むべきところだろう。
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