昨日はドル円がほとんど動かなかった。それに比べるとユーロ買いは強かった。ユーロドルは前日に引き続いて陽線を形成している。私としてはもっと下サイドをうかがっていたのでユーロドルのショートで参戦をしてみたのだが、連日の敗戦だった。
損切りの値幅は25ポイントまでと決めていたので、狙っている利幅は倍の50ポイント以上である。つまりユーロドルが50ポイント下がる局面はなかったのである。
2日連続で損切りがついてしまうと、短期トレンドが変わってしまったのではないかと考えさせられる。しかしここは我慢して1.18台を見るまではスタンスを変更しないでユーロ売りに励もうと思う。
ところで今日は午前中にアメリカ大統領泉温テレビ討論会があった。二人の候補者が同時にしゃべるような騒がしい討論会であった。マーケットに与えた影響としてはグローベックスで米国株が上昇したが、その後は利食い売りに押されている。これの真の消化具合は海外市場を待たねばならない。
共和党と民主党の方針の違いは、概ね大きい政府を目指しているのか、小さい政府を目指しているのかで区分される。政府が大きいか小さいかは財政規模の大きさによるものであり、社会活動に対する政府の関与の大小とも言える。
もちろんアメリカは自由の国であり、自活が前提になっている国家体制だから、基本は小さい政府が標榜されている。しかし格差是正や経済対策などで、アメリカも小さい政府が良いとばかりは言えなくなってきている。
共和党と民主党は保守とリベラルという分け方もされる。保守が現状維持で、リベラルが改革とみられることも多いが、法律を改廃するという観点から見ればどちらも改革派である。保守もリベラルも現状維持では満足していなくて、通したい法案がいくらでもある。
現状維持でよいとするのは中道派と呼ぶ方が適正だろう。保守派の改革というのは、宗教面でも対外政策でも原則に戻りたがる傾向にある。保守派が主張するところでは、現在は原則に従っていないルーズな状態だというのである。
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