数々の伝説を生んだYJFX!「ファイナンススタジアム」が復活
惜しまれながらも、2017年7月にサービスを終了したYJFX!「外貨ex」の「ファイナンススタジアム」――。
ファイナンススタジアムは、参加登録したトレーダーの取引情報がリアルタイムで配信され、資産や収益をランキング形式でチェックできるサービスで、2014年3月のサービス開始から終了までの3年余りの間には、大胆なトレードを繰り返す名物トレーダーがたびたび登場し、話題となりました。
【参考記事】
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そんな伝説のファイナンススタジアムが、なんと、2021年1月14日(木)に復活したんです!!!
残念ながら、旧ファイナンススタジアムの目玉だったトレーダーの取引情報がリアルタイムで配信される「トレード速報」的な機能は無くなりましたが、その分、著名人による限定コラムなどが新たに搭載され、コンテンツの多様さという点では以前よりもパワーアップした印象!
ちなみに、以下のなんだかかっこいい動画は、復活したファイナンススタジアムのコンセプトムービーです。
1月25日(月)現在、すでに500人以上のトレーダーが参加登録(※)しているそうで、以前にも増して盛り上がりを見せそうな予感…?
(※ファイナンススタジアムへの参加登録には、YJFX!「外貨ex」への口座開設が必須)
そんな新ファイナンススタジアムに搭載されたコンテンツや機能を、さっそくチェックしていきたいと思います。
カメレオンのように変幻自在!? 進化し続けるサービスに
トップページを開いてみると、なんだかとてもスタイリッシュな雰囲気です。
(出所:YJFX!)
上部にあるレインボーカラーのカメレオンのロゴが目を引きますが、ファイナンススタジアムとカメレオンの関係って…?
その答えは、「ファイナンススタジアムとは」のページにありました。
(出所:YJFX!)
時代の変化、潜在的ニーズを読み取って進化し続けるファイナンススタジアムというサービスを、生き物にインテロバング(※)をつけている「変幻自在」な存在として挙げたカメレオンになぞらえているんですね。どうして急にカメレオンが出てきたのかと思いましたが(たしか旧ファイナンススタジアムにカメレオンはいなかった…)、ちゃんと意味があるようです。
(※「感嘆修辞疑問符」。画像のカメレオンの左横にある、疑問符「?」と感嘆符「!」を縦に重ね合わせたもので、両方の意味を兼ね備えた記号)
ちなみに、「インテロバング」という言葉ですが、実は、YJFX!が公式サイトでミッションとして掲げている一文にも使われています。それは、テクノロジーの進化に伴い、目まぐるしく変化する環境にあって、YJFX!は、「金融にインテロバングをつけてゆく」というもの。「現状に満足せず、すべての常識に『?』を抱き、すべての人に『!』を与えるサービスを」という意味だそうです。
(出所:YJFX!)
ファイナンススタジアム以前に、そもそもYJFX!自体が、金融業界におけるカメレオンのような存在を目指しているFX会社と言えるのかも(?)しれませんね。
改めてファイナンススタジアムの“カメレオン的なポイント”を確認しておくと、それは、「適応力」、「視野の広さ」、そして「唯一の個性」の3点だということです。
(出所:YJFX!)
それぞれ簡単に紹介すると、ファイナンススタジアムは、「カメレオンのような『適応力』が身に付く学びの環境を用意」し、「大きな視野で様々な角度から『FX』に関する新しい情報を提供」する「従来のFX情報サイトのイメージを刷新する、『個性的なキュレーションサイト』」を目指すとのこと。
やや抽象的でわかりにくい印象を受けるかもしれませんが…とにかく、ファイナンススタジアムが、「変幻自在」で今までにないFX情報サービスを目指しているということは伝わってくるのではないでしょうか?
ランキングとダッシュボードで自分の取引状況もチェック
ここからは、ファイナンススタジアムに搭載されている具体的なコンテンツについて見ていきましょう。
各コンテンツのところでも触れますが、基本的にファイナンススタジアムで誰でも閲覧・利用できるのは一部の機能に限られており、すべての機能を閲覧・利用したい場合は、YJFX!「外貨ex」に口座開設のうえ、ファイナンススタジアムの参加登録&ファイナンススタジアムへのログインを行う必要があります。
ここでは、ログインせずに誰でも閲覧できる画面を中心に紹介していきますので、掲載画像には、一部制限がかかっている場合があるということを念頭に、記事を読み進めるようにしてくださいね。
ということで、改めてファイナンススタジアムのトップページを見ると、先ほどカメレオンのところで紹介した「ファイナンススタジアムとは」のほかに、大きく「ランキング」、「マーケット」、「ニュース・コラム」というコンテンツが用意されていることがわかります。
(出所:YJFX!)
まずは、「ランキング」を見てみましょう。
「ランキング」は、旧ファイナンススタジアム同様、YJFX!「外貨ex」に口座を保有するユーザーの中でファイナンススタジアムに参加登録したトレーダーの「収益率」がランキング形式で表示されるコンテンツです。
ランキングは、前日、前週、月ごとに表示可能で、たとえば、ある日の「前日」の収益率ランキングは、以下のような感じでした。参加登録の設定で一部の項目が非公開となっているトレーダーもいますが、所定の期間でどれだけの収益率を上げているのかが一目でわかるようになっています。
(出所:YJFX!)
そして、各参加トレーダーのニックネームをクリックすると、より詳しい取引状況等を「ダッシュボード」で確認することができます(※)。
(※参加登録の設定で一部項目が非公開になっている場合は、その項目については閲覧不可)
(出所:YJFX!)
「ダッシュボード」は、ファイナンススタジアムへログイン後に見られる機能なので、ここでは数値の入っていないサンプルでのご紹介です。
ご覧のとおり、「総資産」、「収益額」、「収益率」、「スワップポイント」がそれぞれ1週間の推移とともに表示され、「勝率・PF(プロフィットファクター)」と「取引量・取引回数」の履歴も表示されます。
気になるトレーダーの取引状況をチェックするのはもちろん、自分自身のトレードを振り返る際にも、とても便利に使えそうですよね!
YJFX!の発表によると、今後は、参加登録したトレーダーのランキングを活用したイベントも開催予定とのことで、いったいどんなイベントが開催されるのか楽しみに待ちたいと思っていましたが…つい先日、2021年2月に、約1カ月の収益率を競う「FXリアルトレード杯」が開催されることが発表されました。
我こそは!という方は、チャレンジしてみるといいかも…!? 上位3位以内に入るとファイナンススタジアム認定トロフィーがもらえるそうです!
過去の指標発表時の為替変動幅も確認できて実戦的!
続いて、「マーケット」を見てみましょう。
(出所:YJFX!)
「マーケット」は、直近で発表される経済指標が並んでいるトップと、過去に発表されたものや将来発表される経済指標(当月含む計3カ月分)が掲載されている「経済指標カレンダー」、各通貨ペアのレートと5分足チャートが掲載された「為替一覧」、各国経済指標の概要が解説されている「解説一覧」から構成されています。
上の画像は「マーケット」のトップ画面ですが、一番上に表示された「黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」の欄を例に、このコンテンツで提供されている経済指標データの見方を確認しておきましょう。
(出所:YJFX!)
まず、左の枠にあるメーターのような表示は、指標の重要度を表すものです。「黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」は、最重要を示す★3つの指標となっています。
ちなみに、その下の「解説」という文字をクリックすると、「解説一覧」の日本の経済指標を解説するページへと遷移するしくみです。
(出所:YJFX!)
そして、「解説」という文字の下には、「前回変動値幅-1.5pips」とありますが、これは「前回指標発表後10分の米ドル/円の変動幅が、-1.5pipsだった」ことが示されています。クリックすると、以下のように、米ドル/円だけでなく、ユーロ/円と豪ドル/円の変動幅も合わせて表示してくれます(ピックアップされる通貨ペアは、対象指標によって異なる)。
ただ指標の解説を掲載するだけでなく、発表直後の為替の変動幅も合わせて掲載してくれているところが実戦的ですね。
(出所:YJFX!)
上の画像では、米ドル/円の「過去の変動幅」のグラフが2021年のものになっている影響で真っ白な状態ですが、試しにデータが反映されている2020年のものを見てみると…
(出所:YJFX!)
通常は、さほど変動はないものの、2020年6月の発表時は20pips以上下落していることがわかります。この指標は、普段はあまり急激な変動を引き起こさないものの、内容によっては短期的にやや大きく動くこともある指標なのだ、ということが感じられますね。
ちなみにこの時は、「新型コロナで日本経済は大変厳しい状況。2022年度でも利上げできる状況には遠い」といった発言内容に、為替が反応したのでした。
また、今回、例として取り上げた「黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」と違って、米雇用統計のように数値が発表される指標については、事前予想と結果についてもグラフで視覚的に示してくれますから、予想と結果の差異と相場の値動きについて、一目で比較することができます。
過去の発表時の値動きは、トレード戦略を立てる上でも参考になりそうですよね。
さて、再び「黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」の欄に戻ります。左から2つ目の枠には、以下のとおり、経済指標の予想と結果が表示される(※)のですが、発表されるまでの間は、指標発表時刻までのカウントダウンが表示されるしくみとなっています。
(※例の「黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」のように数値の発表がない指標の場合は、ここは指標通過後も空欄のままとなる)
(出所:YJFX!)
左から3つ目の枠については、「OPEN」に対象通貨ペア(例の「黒田東彦日銀総裁、定例記者会」の場合は米ドル/円)の発表直後の始値、「CLOSE」に発表から10分後の終値が表示されます。
そして、一番右の「どっちに動く?」は、経済指標発表後の10分間で対象通貨ペアのレートがどう動くかをファイナンススタジアムの参加者同士で予想する機能です。
「上がる」、「下がる」、「変わらない」のアイコンをクリックして投票します。トレーダー参加型ということで、おもしろい機能ですね。ちなみに、アイコンのクリックは、ファイナンススタジアムにログインしていなくても行うことができますよ。
業界著名人が寄稿する限定コラムが読める
最後に、「ニュース・コラム」をチェックしておきましょう。
(出所:YJFX!)
ニュースは、上の画像のとおりヘッドラインが並んでいるような表示形式ですが、クリックして詳細に遷移するのではなく、表示されているもので完結するスタイルです。
一方、コラムは、タイトルの一覧から読みたいものをクリックして表示するのですが、一部の限定コラムについては、全文を読むことができるのはファイナンススタジアムに参加登録し、ログインしたユーザーのみ。ログインせずにクリックした場合は、途中までしか読むことができません。
(出所:YJFX!)
この限定コラムは、毎回1つのテーマについてFX業界の著名人が寄稿するもので、1月25日(月)現在、すでに第3弾まで公開されています。今後も順次、追加されていくようです(1月28日には、第4弾も公開された!)。
執筆者のなかには、当サイトのコラムでもおなじみの西原宏一さんや大橋ひろこさん、松崎美子さんなども含まれていますよ!
限定コラムについて参考までに紹介すると、第1弾のテーマは、「MY FAVORITE INDICATOR」でした。各執筆者が、お気に入りのインジケーターを紹介する内容です。
(出所:YJFX!)
第2弾のテーマは、「あの時、為替は。」。リーマンショック、アベノミクス、ブレグジット…過去に相場を大きく動かした重大な出来事について、それぞれの実体験をもとに振り返る内容です。
(出所:YJFX!)
そして第3弾のテーマは、「FXにアノマリーはあるのか」です。
ゆるぎない理論的根拠がある…というわけではないのに、「8月は円高」とか「水星逆行」とか、はたまた「ジブリの呪い」とか…さまざまなアノマリーが存在しますが、執筆者の方々はアノマリーについてどのように考えているのでしょうか? けっこう興味深いテーマですよね!?
(出所:YJFX!)
ファイナンススタジアムに参加登録した際は、ぜひ、限定コラムをチェックしてみてください。
自分でコラムを書いて、投稿することもできる!?
コラムについて、新ファイナンススタジアムの特筆すべき点は、「参加登録したトレーダーが、自分でコラムを書いて投稿することができる」というところです。
著名人の方々の名前が並ぶコラムの一覧に、自分のコラムを並べることができるなんて、うれしい半面、恐れ多いと感じる方もいるかもしれませんが…、近年、一般の方もコラムのような文章を公開できるサービスが広がり、専門家でなくても自身の経験や知識を文章にまとめて提供する人、そして、それを支持する読者も増える傾向にありますよね?
ファイナンススタジアムのコラムも、もしかすると、そんな感じの展開が期待されているのかも!?
お気に入りの記事には「ハートマーク(いいね)」をつけることができますし、ビュー数も表示され、注目度合いが一目でわかります。興味のある方は、ファイナンススタジアムに参加登録してコラムの執筆にも挑戦してみると、おもしろいかもしれません。
トレーダー同士が、互いにスキルアップできる場に!
ということで、だいぶ駆け足にはなりましたが、今回は、満を持して復活した「ファイナンススタジアム」について紹介してきました。
冒頭でお伝えしたとおり、旧ファイナンススタジアムで人気を博していた取引情報のリアルタイム配信はなくなっているようなので、その点は少し残念ですが、そのぶん、参加者1人1人が、じっくりトレード知識や経験を身につけられるコンテンツが充実した印象です。
思えば、旧ファイナンススタジアムが終了する少し前から、YJFX!は「YJFX!アカデミー」というコンテンツを公開するなど、精力的にトレーダーに学びの場を提供してきました。
そして、今回のファイナンススタジアムの復活に伴い、YJFX!発信の情報をただ受け取る、受け身の学びの場だけでなく、トレーダー同士が学び合い、情報を発信し合うことで、より能動的にスキルアップできる場ができたと言えるのではないでしょうか?
今後、参加者の増加とともに、ファイナンススタジアムがどのように盛り上がっていくのか、引き続き、注目したいと思います!
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、YJFX!のウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>YJFX!「外貨ex」の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部・上岡由布子)
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