本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の金融政策への思惑』や『米自動車業界救済策に関する話題』にあり。
米国の経済指標は、「シカゴ購買部協会景気指数」と「消費者信頼感指数」への注目度が高い。
「シカゴ購買部協会景気指数」とは、製造業の景況感を表す指数。シカゴ地区の製造業の購買担当者へのアンケート結果で、50%以上が改善と判断される。ISM製造業指数を推し測る上でも重要となる。
「消費者信頼感指数」とは、消費者に対する「現在」と「6ヵ月後」の景況感のアンケート結果。「現在」に関するものは[経済+雇用]で、「6ヵ月後」に関するものは[経済+雇用+所得]に関する調査内容となっている。個人消費の動向把握に重要とされ、注目度は高い。
米国以外では、「ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】」や「カナダのGDP」が変動要因となりやすい。
その他、昨日、金融市場で話題となった「米自動車業界の救済策」や「ECBの金融政策」に関する話題や思惑にも注目が集まる。
また、続落して前日比で大幅にマイナスで終了している「NY株式市場の動向」からも引き続き目が離せない。
更には、本日が3月の月末最終取引日であることから、「年度末・期末・月末」要因などにも気をつけたいところ。
本日のトレード用のエサ
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・21時30分:加)GDP
・22時30分:NY株式市場オープン
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・23時00分:米)消費者信頼感指数
3月30日からの週の為替相場の焦点
▼米雇用統計を中心とした米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者及び要人による発言
▼年度末・期末&年度初め・期首要因
▼バーナンキFRB議長の講演
▼ECB政策金利発表とトリシェ総裁の会見
▼G20金融サミット
▼米自動車業界への支援策に関する話題や思惑
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3月31日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・3月月末最終取引日 ・欧州議会(30日・31日) ・3月末は米自動車業界の追加融資に対する判断期限 |
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08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -35 | -35 | |||||||
08:30 | 日)失業率 | × | 4.3% | 4.1% | |||||||
↑・有効求人倍率 | 0.63 | 0.67 | |||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | -4.7% | -5.9% | ||||||||
11:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | -41.2 | |||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | -17.6% | -18.7% | |||||||
日)建設工事受注 | × | - | -38.3% | ||||||||
16:55 | 独)失業率 | △ | 8.0% | 7.9% | |||||||
↑・失業者数 | +5.2万人 | +4.0万人 | |||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +0.7% | +1.2% | |||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | △ | -87億 | -174億 | |||||||
21:30 | 加)鉱工業製品価格 | × | +0.4% | -0.1% | |||||||
加)原料価格指数 | △ | +0.3% | +1.4% | ||||||||
加)GDP | ◎ | -0.7% | -1.0% | ||||||||
22:00 | 米)S&P/ケースシラー住宅価格 | C | -18.50% | -18.55% | |||||||
米)スターン:ミネアポリス連銀総裁の講演 | BB | 要人発言 | |||||||||
英)タッカー:BOE副総裁の議会証言 | △ | 要人発言 | |||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | A | 34.5 | 34.2 | |||||||
23:00 | 米)消費者信頼感指数 | AA | 28.0 | 25.0 | |||||||
26:00 |
米)プロッサー:フィラデルフィア連銀総裁 の講演 |
BB | 要人発言 | ||||||||
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経験上、ドル円の年度末は危険なので様子見を厳守。
基本的には、期末で様子見も、ユーロ売りが加速すれば追随。
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