本日の為替相場の焦点は、「ECB政策金利発表&総裁の会見」と「明日に米雇用統計が控える点」にあり。
米国の経済指標は、本日は特に注目度の高いものはない。
しかし、明日に「米雇用統計」の発表を控えることから、「週間新規失業保険申請件数」への感応度が高まる可能性がある。
本日の最大の注目材料は、「ユーロ圏の政策金利発表」と「トリシェECB総裁の記者会見」。
今回は0.50%の利下げが濃厚視されている。
利下げ幅などはサプライズがないと言われているが、トリシェECB総裁のコメントなどで今後のユーロ圏の金融政策への思惑が噴出すれば、相場が大きく動意づく可能性も高い。
その他、「英国の政策金利&声明発表」や「ガイトナー財務長官の議会証言」、「コーンFRB副議長の議会証言」などへの注目度も高い。
不安定な推移を続ける「NY株式市場の動向」には引き続き監視が必要だろう。
そしてなんといっても、「明日に米雇用統計の発表を控える点」に気をつけたい。
関連指標は引き続き悪化を示しており、3月3日のバーナンキFRB議長の議会証言では『労働市場の状況が過去数週間で悪化した可能性』とコメントしている事から注目度は通常時よりも更に高まっている。
本日のトレード用のエサ
・09時30分:豪)貿易収支
・09時30分:豪)住宅建設許可件数
・21時00分:英)BOE政策金利発表
・21時45分:欧)ECB政策金利発表
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:欧)トリシェ:ECB総裁の記者会見
・23時30分:NY株式市場オープン
・24時00分:米)ガイトナー:財務長官の議会証言【予算関連】
・24時00分:米)コーン:FRB副議長の議会証言【AIG関連】
3月2日からの週の為替相場の焦点
▼バーナンキFRB議長の議会証言
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米銀の国有化などに関する話題
▼ユーロ圏の政策金利発表や今後の金融政策への思惑
▼年度末・四半期末に向けた動向
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3月5日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ゴトオ日 ・BOE政策金利発表 ・ECB政策金利発表&トリシェ総裁記者会見 ・明日に「米雇用統計」を控える |
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08:50 | 日)第4四半期法人季節設備投資 | △ | -15.5% | -13.0% | |||||||
09:30 | 豪)貿易収支 | ◎ | +11.00億 | +5.89億 | |||||||
豪)住宅建設許可件数 [前月比/前年比] |
○ | +1.0% | -2.9% | ||||||||
-30.4% | -32.9% | ||||||||||
16:00 |
独)小売売上高指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.2% | -0.2% (+0.1%) |
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-0.7% | -0.3% | ||||||||||
19:00 |
欧)第4四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比] |
× | -1.5% | -1.5% | |||||||
-1.2% | -1.2% | ||||||||||
21:00 | 英)BOE政策金利発表 | ◎ | 50bp 利下げ 0.50% |
50bp 利下げ 1.00% |
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21:45 | 欧)ECB政策金利発表 | ◎ | 50bp 利下げ 1.50% |
据え置き 2.00% |
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22:30 | 加)住宅建設許可 | ○ | -5.0% | -3.9% | |||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 65.0万件 | 66.7万件 | ||||||||
米)第4四半期非農業部門労働生産性 【確報値】 |
BB | +1.6% | +3.2% | ||||||||
↑・単位労働費用【確報値】 | +3.4% | +1.8% | |||||||||
欧)トリシェ:ECB総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | |||||||||
24:00 | 米)製造業受注指数 | BB | -3.0% | -3.9% | |||||||
加)Ivey購買部協会指数 | ○ | 37.5 | 36.1 | ||||||||
米)ガイトナー:財務長官の議会証言 【予算関連】 |
A | 要人発言 | |||||||||
米)コーン:FRB副議長の議会証言 【AIG関連】 |
A | 要人発言 | |||||||||
25:00 | 欧)トゥンペル・グゲレル:ECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
26:45 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の講演 | BB | 要人発言 | ||||||||
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底堅い推移が続く可能性が高い。100円超えもあり得る状況に。
「ECB政策金利&トリシェ総裁会見」待ち。
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