本日の為替相場の焦点は、『米雇用統計』と『NY株式市場の動向』にあり。
週末金曜日。
米国の経済指標は「米雇用統計」への注目度が高い。
「米雇用統計」とは、数ある経済指標の中でも最も市場の注目度や相場に与えるインパクトが大きいモノ。「雇用統計」のなかでも一番の注目は非農業部門雇用者数と失業率。予想とのブレが大きいこともあり、サプライズが起こりやすい指標。当月の数字と共に前月と前々月分の修正値も発表され、相場を動かす材料となるので注意が必要。
この指標との相関性を目的に作られたADP全国雇用者数は今週水曜日に発表され、市場予想値が−63.0万人のところ、−69.7万人の結果となっている。また、バーナンキFRB議長をはじめとした複数の要人が今回の雇用統計の悪い結果を示唆する言及を行っている。
また、「NY株式市場」の動向には引き続き注意したい。
このところずっと不安定な推移となっている他、昨日は前日比300ドル近くのマイナスで終了している。AIGやシティバンクなどの金融危機の再燃とも思われる問題が複数出てきており、日々下値を更新し、底が見えない状態にある。
その他、多くの注目材料をこなした週末であることからも、ポジション調整などに気をつけたいところ。
本日のトレード用のエサ
・18時30分:英)生産者物価指数&【コア】
・22時30分:米)雇用統計:非農業部門雇用者数&失業率
・23時30分:NY株式市場オープン
3月2日からの週の為替相場の焦点
▼バーナンキFRB議長の議会証言
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米銀の国有化などに関する話題
▼ユーロ圏の政策金利発表や今後の金融政策への思惑
▼年度末・四半期末に向けた動向
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3月6日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 | |||||||||||
17:15 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
△ | ±0.0% | -0.8% | |||||||
±0.0% | +0.1% | ||||||||||
18:30 |
英)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | +0.1% | |||||||
+3.1% | +3.5% | ||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】[前年比] | +3.7% | +4.1% | |||||||||
22:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | -65.0万人 | -59.8万人 | |||||||
↑・失業率 | 7.9% | 7.6% | |||||||||
25:15 | 米)ダドリー:NY連銀総裁の講演 | BB | 要人発言 | ||||||||
29:00 | 米)消費者信用残高 | C | -50億 | -66億 | |||||||
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昨日一転、下落基調になったが、まだ底堅い推移が続く可能性が高いか。
戻り売り&下落追随スタンス
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)