3月4日(水)の為替相場■ADP全国雇用者数とISM非製造業景況指数、ベージュブックに注目！

本日の為替相場の焦点は、以下の4点。
・「米国の経済指標(ADP全国雇用者数＆ISM非製造業景況指数)」
・「ベージュブック」
・「NY株式市場の動向」
・「明日にユーロ圏の政策金利発表とトリシェ総裁の会見が控える点」

米国の経済指標は、
「ADP全国雇用者数」と「ISM非製造業景況指数」への注目度が高い。
・「ADP全国雇用者数」とは、雇用統計の非農業部門雇用者数の予測を目的として作成されたもので、注目度も市場の反応も徐々に大きくなってきている指標。週末に控える雇用統計を占う上で大きな注目が集まる。
昨日、バーナンキFRB議長が今週発表の雇用統計の内容の悪さを示唆する発言をしたため、注目度が高まっている。
・「ISM非製造業景況指数」とは、ISM(全米供給管理協会)が実施した非製造業の購買担当役員へのアンケート結果。製造業指数とは違い、歴史は浅いが、注目度はかなり高くなってきている。

また、経済指標以外では、
FOMCの2週前に発表され、そのたたき台となる「ベージュブック」にも注目したい。
・「ベージュブック」とは、地区連銀経済報告のことで、全米にある12の地区連銀の各地区の経済状況をまとめたもの。FOMCの2週間前に発表され、個人消費や製造業、サービス、建設、金融、物価・賃金などの状況を説明してあり、次回FOMCの判断材料となる。

軟調かつ不安定な推移を続ける「NY株式市場の動向」は引き続き監視が必要となるだろう。

更に、明日に「ユーロ圏の政策金利発表とトリシェ総裁の会見」が控える点にも最大限の注意を払いたい。
今回は利下げが濃厚視されているが、今後のユーロ圏の金融政策への思惑が噴出し、相場が大きく動意づく可能性も高い。

本日のトレード用のエサ
・09時30分：豪)第4四半期GDP
・18時30分：英)サービス業PMI
・22時15分：米)ADP全国雇用者数
・23時30分：NY株式市場オープン
・24時00分：米)ISM非製造業景況指数
・24時00分：米)ガイトナー：財務長官の議会証言【予算】
・28時00分：米)米地区連銀経済報告（ベージュブック）

3月2日からの週の為替相場の焦点
▼バーナンキFRB議長の議会証言
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米銀の国有化などに関する話題
▼ユーロ圏の政策金利発表や今後の金融政策への思惑
▼年度末・四半期末に向けた動向

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3月4日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・仏)クレディ・アグリコルの決算発表 ・明日に「ユーロ圏と英国の政策金利発表」が控える ・米)米地区連銀経済報告（ベージュブック）
09:01		英)ネーションワイド消費者信頼感	△	38	40
09:30		豪)第4四半期GDP [前期比/前年比]	◎	+0.2%	+0.1%
				+1.2%	+1.9%
10:30		日)須田日銀審議委員のあいさつ [京都府金融経済懇談会]	C	要人発言
17:55		独)サービス業PMI【確報値】	×	41.6	41.6
18:00		欧)サービス業PMI【確報値】	×	38.9	38.9
18:30		英)サービス業PMI	○	41.4	42.5
19:00		欧)小売売上高 [前月比/前年比]	△	+0.2%	±0.0%
				-1.8%	-1.6%
21:00		米)MBA住宅ローン申請指数	C	-	-15.1%
21:30		米)チャレンジャー人員削減予定数	C	-	+222.4%
22:15		米)ADP全国雇用者数	AA	-63.0万人	-52.2万人
22:30		米)フィッシャー：ダラス連銀総裁の講演	BB	要人発言
24:00		米)ISM非製造業景況指数	AA	41.0	42.9
		米)ガイトナー：財務長官の議会証言 【予算】	A	要人発言
24:30		米)週間原油在庫	B	-	+13.8万
26:00		米)ロックハート：アトランタ連銀総裁の 講演【経済関連】	BB	要人発言
28:00		米)地区連銀経済報告(ベージュブック)	AA	-	-
太字→赤太字の順番で重要。ピンク太字は金融政策関連。ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

底堅い推移が続く可能性が高いが、株式市場の軟調な推移が継続しているため注意

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戻り売り＆下落追随スタンスを継続も、明日にECB政策金利＆トリシェ総裁会見を控え。。。

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