本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標の発表』と『NYダウの動向』、そして『ユーロ売り地合いやリスク回避の流れの行方(巻き戻しも含めて)』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)ADP全国雇用者数」
・「米)シカゴ購買部協会景気指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「英)ネーションワイド住宅価格」
・「独)失業者数&失業率」
・「英)第1四半期GDP【確報値】」
・「欧)消費者物価指数【速報値】」
・「ス)KOF先行指数」
・「加)GDP」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「欧)トリシェECB総裁の発言」
・「月末・四半期末要因(本日が6月の最終営業日)」
・「サッカーワールドカップ開催中」
・「週末に米国の雇用統計の発表を控える点」
・「ユーロ売り地合いやリスク回避の流れの行方(巻き戻しも含めて)」
・「ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安」
・「他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「人民元関連の話題」
・「米国の金融政策に対する思惑(低金利政策の長期化懸念)」
・「米国の金融規制策や金融機関に対する追求関連の話題」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意したい。
★★★
本日は6月の最終営業日のため、「月末・四半期末要因」に注意したい。
米国の経済指標は、「ADP全国雇用者数」と「シカゴ購買部協会景気指数」がメイン。
「米国の株式市場」の動向は、引き続き、金融市場の流れを見極める上で最も重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連しやすい。
直近の金融市場は、
「欧州の財政懸念や信用不安」に関しては徐々に反応が鈍くなっているとは言え、依然として「関連する話題」には要注意。
また、現在の為替相場は「NYダウの動向」に非常に一喜一憂しやすい。NYダウの根本的な方向性は当然のこと、日々の動向からも目が離せない状況となっている。
更には、19日に中国人民銀行が「人民元の為替制度改革を一歩進め、柔軟性をさらに高める」との方針を明らかにしたことから、「人民元関連の話題」にも反応しやすくなっている。
引き続き、
現在の為替変動のトレンドである「ユーロ売り」や「リスク回避の流れ」の行方(※[加速]も[巻き戻し]も含めて)を見極めるべき地合い。
その他、
今週は、なんと言っても、キング・オブ・経済指標である「米国の雇用統計が発表される点」に大きな注目が集まる他、「月末・四半期末に当たる点」、7月5日が米国で休日となる事から「今週末に米国が連休入りとなる点」なども重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・16時55分:独)失業者数&失業率
・17時30分:英)第1四半期GDP【確報値】
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・21時15分:米)ADP全国雇用者数
→週末に米雇用統計を控えてインパクトは大きめ。内容が重要。
・21時30分:加)GDP
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
→意外と大きめの反応になりやすい。NYダウの方向性も重要。NYダウが続落している場合において、悪い結果が出れば、大きな反応にもつながりやすいか。
・23時30分:欧)トリシェECB総裁の発言
▼その他の本日の注目材料や注目点
・月末・四半期末要因(本日が6月の最終営業日)
・サッカーワールドカップ開催中
・週末に米国の雇用統計の発表を控える点
・ユーロ売り地合いやリスク回避の流れの行方(巻き戻しも含めて)
・ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安
・他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・人民元関連の話題
・米国の金融政策に対する思惑(低金利政策の長期化懸念)
・米国の金融規制策や金融機関に対する追求関連の話題
・金融当局者や要人による発言
6月28日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼G8首脳会合&G20首脳会合明けの動向
▼米国を中心とした株式市場の動向
▼ユーロ売り地合いやリスク回避の流れの行方(巻き戻しも含めて)
▼ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安
▼人民元関連の話題
▼米国の雇用統計を中心とした主要な経済指標の結果
▼米国の金融政策に対する思惑(低金利政策の長期化懸念)
▼米国の金融規制策や金融機関に対する追求関連の話題
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼中国による金融引き締めへの思惑
▼米国が今週末に連休入りする点(5日が独立記念日の振替休日)
▼月末・四半期末要因&月始・四半期始要因
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6月30日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・6月の月末最終営業日 ・ECBによるカバードボンド買い入れ終了 |
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08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -20 | -18 | |||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | +5.0% | +0.6% | |||||||
日)建設工事受注 | × | - | -25.0% | ||||||||
15:00 |
英)ネーションワイド住宅価格 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | +0.5% | |||||||
+9.0% | +9.8% | ||||||||||
南ア)マネーサプライM3 | × | - | +16.7% | ||||||||
16:55 | 独)失業者数 | ○ | -3.0万人 | -4.5万人 | |||||||
↑・失業率 | 7.7% | 7.7% | |||||||||
17:30 |
英)第1四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比] |
○ | +0.3% | +0.3% | |||||||
-0.2% | -0.2% | ||||||||||
英)第1四半期経常収支 | △ | -45億 | -17億 | ||||||||
英)第1四半期総合事業投資【確報値】 [前期比/前年比] |
× | +6.0% | +6.0% | ||||||||
-11.0% | -11.0% | ||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +1.5% | +1.6% | |||||||
18:30 | ス)KOF先行指数 | ○ | +2.16 | +2.16 | |||||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | -5.9% | |||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -25億 | -19億 | |||||||
米)エバンズ:シカゴ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||
21:15 | 米)ADP全国雇用者数 | AA | +6.0万人 | +5.5万人 | |||||||
21:30 | 加)GDP | ◎ | +0.2% | +0.6% | |||||||
22:00 | 米)デュークFRB理事の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | A | 59.0 | 59.7 | |||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | B | - | +201.7万 | |||||||
欧)トリシェECB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||
26:30 |
米)ロックハート:アトランタ連銀総裁 の発言 |
B | 要人発言 | ||||||||
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NYダウが主導するリスク許容度の流れに追随。経済指標での変動も狙い目。
NYダウが主導するリスク許容度の流れに追随。経済指標での変動も狙い目。
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