昨日の為替相場は、ドルが下落。ユーロや他の通貨も弱いままで、ドル円、クロス円は軒並み下落している。
原油価格などの商品市場の調整は継続し、続落。NY株式市場も前日比100ドルを超える下落となっている。
本日の焦点は、『原油価格及びNY株式市場の動向』と『米小売売上高』にあり。
本日から注目度の高い米国経済指標が目白押し。
まず本日は、『輸入物価指数』と『小売売上高』が発表される。特に個人消費の動向を見極める上で『小売売上高』への注目度が高い。
原油価格やNY株式市場の動向には引き続き影響を受けやすい為、監視を継続。その動向には十分と注意したい。
その他、米国以外の指標では、「日本のGDP」や「英国の失業率」、「BOE四半期インフレレポート」などが注目材料。最近、ユーロ圏の景気動向に対する注目度が高いため、「鉱工業生産」などの発表にも注意。
「BOE四半期インフレレポート」は内容次第でポンドを大きく動かす要因となりやすい。
昨日のドル売りが、ここ最近の急激なドル買いの調整なのか?それとも相場の流れの変化なのか?見極めたいところ。
明日は、米国の『消費者物価指数』が控える他、「ユーロ圏やドイツの第2四半期GDP【速報値】」の発表が予定されている。
本日の注目材料
→米国以外
▼日)第2四半期GDP【一次速報】/第2四半期GDPデフレーター
▼英)失業率/失業保険申請件数
▼英)BOE四半期インフレレポート
→米国
▼米)輸入物価指数
▼米)小売売上高/【除自動車】
今週の為替相場の焦点
・ドル買いやユーロ売りの流れの継続
・米国の経済指標
・方向感のないNY株式市場の動向
・調整が続く原油価格の動向
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ | ||||||||
08:50 |
日)第2四半期GDP【一次速報】 [前期比/前期比年率] |
○ | -0.6% | +1.0% | ||||
-2.3% | +4.0% | |||||||
↑・第2四半期GDPデフレーター 【一次速報】 |
-1.5% | -1.5% | ||||||
日)経常収支 | × | +4947億 | +2兆6億 | |||||
日)貿易収支 | × | +2967億 | +5294億 | |||||
17:30 | 英)失業率 | ◎ | 2.6% | 2.6% | ||||
↑・失業保険申請件数 | +1.70万件 | +1.55万件 | ||||||
18:00 | 南ア)実質小売売上高 | ○ | -3.4% | -3.6% | ||||
欧)鉱工業生産【季調済】 [前月比/前年比] |
△ | +0.1% | -1.9% | |||||
+0.2% | -0.6% | |||||||
18:30 | 英)BOE四半期インフレレポート | ◎ | - | - | ||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請件数 | C | - | +2.8% | ||||
21:30 | 米)輸入物価指数 | A | +1.0% | +2.6% | ||||
米)小売売上高 | S | -0.1% | +0.1% | |||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.5% | +0.8% | ||||||
23:00 | 米)企業在庫 | C | +0.5% | +0.3% | ||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | C | - | +170万 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
- | - | 特になし | ||||||
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原油続落も株価も下落。ユーロや他の通貨の売りは継続ながらもドルも売られ、円が強い。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速。 →8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 ドル買のヨリのスタンスを継続もドル円の上値は重いか。
ドル買いヨリ&ユーロ売りのスタンスを継続。
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