昨日の金融市場は原油価格が反発上昇し、NY株式市場は下落して終了している。
為替相場はドル円が大幅に反発上昇。クロス円も軒並み上昇している。
本日の焦点は、『ユーロ圏の第2四半期GDP【速報値】』と『米消費者物価指数』、そして『原油価格及びNY株式市場の動向』にあり。
ユーロ圏の景気動向や金融政策への注目度が高まる中、『ドイツやユーロ圏の第2四半期GDP【速報値】』や『ECB月例報告』に注目が集まる。内容次第ではここ最近の傾向であるユーロ売りが加速する可能性もある。
NYタイムでは『米消費者物価指数』が発表される。『消費者物価指数』とは、小売・サービス価格の調査結果であり、インフレ系最重要指標のうちのひとつ。インフレ動向を見るために重要視され、金融政策にも大きな影響を与える。米国の景況感やインフレ動向が相場の焦点となる中、注目度は非常に高い。
その他、相場が敏感になっているため、金融政策や景気動向に関する要人発言にも注意したい。
日本がお盆休みに入る中、明日には、『NY連銀製造業景気指数』や『対米証券投資』、『鉱工業生産』、『ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】』など、注目度の高い米国の経済指標が数多く予定されている。
また、8月15日は米国債償還・利払いの日でもあり、その動向には注意したい。
本日の注目材料
→米国以外
▼独)第2四半期GDP【速報値】
▼欧)ECB月例報告
▼欧)第2四半期GDP【速報値】
▼南ア)SARB政策金利発表
→米国
▼米)消費者物価指数&【コア】
今週の為替相場の焦点
・ドル買いやユーロ売りの流れの継続
・米国の経済指標
・方向感のないNY株式市場の動向
・調整が続く原油価格の動向
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ | ||||||||
08:50 | 日)第3次産業活動指数 | × | -0.3% | -0.2% | ||||
10:00 | 豪)消費者インフレ期待 | × | - | +5.9% | ||||
14:45 | ス)SECO消費者判断 | × | -4 | +2 | ||||
15:00 |
独)第2四半期GDP【速報値】 [前期比/前年比] |
○ | -0.8% | +1.5% | ||||
+1.6% | +2.6% | |||||||
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | +0.6% | +0.6% | |||||
+3.3% | +3.3% | |||||||
17:00 | 欧)ECB月例報告 | ○ | - | - | ||||
18:00 |
欧)第2四半期GDP【速報値】 [前期比/前年比] |
◎ | -0.2% | +0.7% | ||||
+1.5% | +2.1% | |||||||
欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | -0.1% | +0.4% | |||||
+4.1% | +4.0% | |||||||
未定 | 南ア)SARB政策金利発表 | ◎ | 12.00% | 12.00% | ||||
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | B | 43.5万件 | 45.5万件 | ||||
米)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
S | +0.4% | +1.1% | |||||
+5.1% | +5.0% | |||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.3% | ||||||
+2.4% | +2.4% | |||||||
要人発言予定 | ||||||||
25:00 | 欧)ウェーバー:独連銀総裁◆講演 | |||||||
27:30 | 米)スターン:ミネアポリス連銀総裁★講演【金融ショックの影響】 | |||||||
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原油は反発上昇、株価は下落。為替相場は上下に大きく振れる。 ユーロドルは底堅く多少の戻し。ドル円はドルのショートカバーで大きく上昇。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速。 →8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 →ドル買いやユーロを中心とした他通貨売りの傾向が停滞。再読加速か?反転か?(8月12日・13日) ここからの上値追いはリスキーと判断。中立ヨリのスタンスで。
ドル買いユーロ売りが停滞。再開するか?反発か?一旦、中立スタンスへ。
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