注目のバーナンキFRB議長の議会証言は、結局はあまり材料視されないまま終わった。
そんな中、週間の新規失業保険申請件数が2005年9月以来の悪い結果となり大きく反応している。
4月に入ってからドル買いが継続的に見られ、ドル円は依然底堅く、ユーロドルは一時大きく下落したりと先月までとは少し雰囲気が変わっている。
週末金曜日。
5日が土曜日のため、実質的には今日がゴトウ日。
本日の焦点は『米雇用統計』と『週末のNY株式市場』にあり。
経済指標で一番のインパクトを誇る米国の雇用統計。市場予想値とのブレが起こりやすい指標であり、同時に先月と先々月発表分の修正値も公表されるため波乱要因となりやすい。内容次第だが、過去を見ても相場が大きく動き出す可能性は高い。
また、4月に入ってからドルと同様に堅調なNY株式市場の週末の動向に注目したい。現在の世界の金融市場のセンチメントはNY株式市場がその大部分を担っていると言える。為替相場においては特に円の動向がこれに左右されやすくなっている。
その他、週末のポジション調整などにも気をつけたい。
★[[[本日の注目材料]]]
→米国以外
・豪)小売売上高
・加)失業率/雇用ネット変化
→米国
・米)雇用統計
★[[[今週の為替相場の焦点]]]
・バーナンキFRB議長の議会証言
・月末・月初、期末・期初、年度末・年度初による動向
・『ドル売り』・『リスク回避』・『信用不安』・『景気不安』の動向
・ISMや雇用統計を中心とした米経済指標
・NY株式市場を中心とした金融市場の動向
・モノライン関連や大手金融機関の損失に関するニュース
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4月4日(金曜日)★今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・香港休場 ・週末金曜日 |
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09:30 | 豪)小売売上高 | ◎ | +0.3% | 0.0% | ||||
14:45 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +2.5% | +2.4% | ||||
17:30 | 南ア)SACOB景況感指数 | × | - | - | ||||
19:00 | 独)製造業受注 | × | +0.9% | -1.5% | ||||
20:00 | 加)失業率 | ◎ | 5.8% | 5.8% | ||||
↑・雇用ネット変化 | +1.50万件 | +4.33万件 | ||||||
21:30 | 米)雇用統計: 非農業部門雇用者数 |
SS | -5.0万人 | -6.3万人 | ||||
↑・失業率 | 5.0% | 4.8% | ||||||
↑・平均時給 | +0.3% | +0.3% | ||||||
↑・週平均労働時間 | 33.7 | 33.7 | ||||||
23:00 | 加)Ivey購買部協会指数 | △ | 62.5 | 62.0 | ||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
07:00 | 豪)スティーブンスRBA総裁□議会証言 | |||||||
08:30 | 米)ミシュキンFRB理事★講演【中央銀行】 | |||||||
09:00 | 米)イエレン:サンフランシスコ連銀総裁★【米経済】 | |||||||
21:45 | 米)ピアナルト・クリーブランド連銀総裁◆講演 | |||||||
23:00 | 欧)ゴンザレスパラモECB理事◆講演 | |||||||
25:00 | 欧)ビーニ・スマギECB理事◆講演 | |||||||
27:45 | 米)クロズナーFRB理事★講演【経済と金融】 | |||||||
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雇用統計次第。週末といえど、ネガティブな結果でのドル売り加速に追随スタンス。 中期的に『戻り売りスタンス』継続。
雇用統計次第。『押し目買いスタンス』を継続。米国にネガティブな結果でのドル売りに追随。 今の状況であれば、ドル円よりもユーロドルの方がよさそう。
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