本日の為替相場の焦点は、「米国の経済指標」と「NY株式市場の動向」、そして「明日にG7財務相・中央銀行総裁会議を控える点」にあり。
東京市場は休場明け。
米国の経済指標は、「小売売上高」と「新規失業保険申請件数」への注目度が高い。
「小売売上高」とは、小売業における売上げに関する指標で個人消費の動向を見るために使われる。耐久財と非耐久財に分けて発表され、比率の高い自動車部門を除いた部分が重要視される。
「新規失業保険申請件数」とは、毎週発表されるものだが、このところの米国の景況感の悪化などから注目度が増している。
本日のメインは「小売売上高」となり、内容次第では相場を大きく変動させるだろう。
その他、米国の「金融安定化策」や「景気対策法案」に関する話題や思惑は引き続き重要視されそうだ。方向感がなく不安定な推移を続けている「NY株式市場の動向」に対する注目も継続したい。
米国以外では、「オーストラリアの雇用統計」や「ユーロ圏の鉱工業生産」への注目度が高い。
金融市場におけるビッグイベントである「G7財務相・中央銀行総裁会議」が明日から開催される他、「16日の月曜日が米国の祝日」となっているため明日は「連休前の週末」となる点にも気をつけたい。
本日のトレード用のエサ
・09時30分:豪)失業率&新規雇用者数
・19時00分:欧)鉱工業生産
・22時30分:米)小売売上高&【除自動車】
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・23時30分:NY株式市場オープン
2月9日からの週の為替相場の焦点
▼米国の金融安定化策の発表
▼10日の米財務長官やFRB議長への議会証言
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼オバマ政権や金融安定化策、景気刺激策への期待
▼週末に控えるG7財務相・中央銀行総裁会議
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2月12日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・東京市場が休場明け ・米主要企業決算発表→コカ・コーラ ・2月16日月曜日が大統領の日で米国が祝日のため、連休前の週末となる ・13日・14日とローマでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催 |
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08:50 |
日)企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.4% | -1.2% | |||||||
+0.6% | +1.1% | ||||||||||
09:00 | 豪)消費者インフレ期待 | × | - | +2.7% | |||||||
09:30 | 豪)失業率 | ◎ | 4.3% | 4.5% | |||||||
↑・新規雇用者数 | -1.8万人 | -0.12万人 | |||||||||
豪)四半期NAB企業信頼感指数 | △ | - | -7 | ||||||||
15:45 | ス)SECO消費者判断 | △ | -36 | -27 | |||||||
17:00 | 欧)ビーニ・スマギ:ECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
18:00 | 欧)ECB月例報告 | ○ | - | - | |||||||
19:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | -2.2% | -1.6% | |||||||
-9.0% | -7.7% | ||||||||||
22:30 | 米)小売売上高 | S | -0.3% | -2.7% | |||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | -0.4% | -3.1% | |||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 61.0万件 | 62.6万件 | ||||||||
24:00 | 米)企業在庫 | B | -0.6% | -0.7% | |||||||
27:00 | 欧)トリシェ:ECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
27:30 | 欧)ゴンザレス・パラモ:ECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
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小売売上高に注目も明日からのG7を警戒。取引は控え気味。
小売売上高に注目も明日からのG7を警戒。取引は控え気味。
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