本日は週末金曜日。
米国の経済指標は注目度の高いモノが多い。
『生産者物価指数&【コア】』や『小売売上高&【除自動車】』、『ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】』に注目が集まる。中でも『小売売上高&【除自動車】』が一番の焦点に成り得るか。
『小売売上高』とは、小売業における売り上げに関する指標で、個人消費の動向を見るために使われる。耐久財と非耐久財に分けて発表され、比率の高い自動車部門を除いた部分が重要視される。
本日の焦点は、『米国の経済指標』と『金融不安やリスク回避の動向』、そして『NY株式市場や原油価格の動向』にあり。
経済指標以外には、現在、金融市場を賑わせている「リーマンブラザーズ買収などの話題」に気をつけたい。リスク回避の傾向が加速するのか落ち着くのかによってNY株式市場もドルも大きく左右されそうだ。
また、現在の為替相場に最も大きな影響を与えている「NY株式市場の動向」にも引き続き注意。上昇すればドル買いとなりやすく、下落すればドル売り・円買いとなりやすい。下落・調整継続でドルの支援材料となっている「原油価格の動向」と共に引き続き要監視対象。
更に、本日は週末となっており、来週9月16日に「FOMC」を控える為、思惑やポジション調整による動きも出そうだ。それが加速でも戻しでも、大きな動きには気をつけたい。
本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)小売売上高指数&【除自動車】
▼日)第2四半期GDP【二次速報】
▼欧)鉱工業生産
→米国
▼米)生産者物価指数&【コア】
▼米)小売売上高&【除自動車】
▼米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
今週の為替相場の焦点
・「ドル買い」や「円買い」、「欧州及び高金利・資源国通貨売り」の傾向の継続
・米国の経済指標
・NY株式市場の動向
・原油・商品価格の調整の継続
・欧・米の金融当局者の発言
・9月16日にFOMCが控える点
・金融不安に通じる材料への反応
+GSE(政府系住宅金融機関)の救済に関する話題
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・来週9月16日にFOMCを控える |
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07:45 | NZ)小売売上高指数 | ◎ | -0.3% | +0.9% | ||||
↑・小売売上高指数【除自動車】 | +0.3% | ±0.0% | ||||||
08:50 |
日)第2四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率] |
○ | -0.8% | -0.6% | ||||
-3.1% | -2.4% | |||||||
↑・第2四半期GDPデフレーター 【二次速報】[前年比] |
-1.6% | -1.6% | ||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | - | +0.9% | ||||
- | +2.0% | |||||||
18:00 | 欧)鉱工業生産【季調済】 | ○ | -0.2% | ±0.0% | ||||
21:30 | 加)第2四半期設備稼働率 | △ | 78.8% | 79.8% | ||||
21:30 |
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | -0.5% | +1.2% | ||||
+10.2% | +9.8% | |||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.7% | ||||||
+3.7% | +3.5% | |||||||
米)小売売上高 | S | +0.2% | -0.1% | |||||
↑・小売売上高【除自動車】 | -0.2% | +0.4% | ||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数 【速報値】 |
AA | 64.0 | 63.0 | ||||
23:00 | 米)企業在庫 | B | +0.5% | +0.7% | ||||
要人発言予定 | ||||||||
14:30 | 欧)トゥンペル・グゲルル:ECB理事◆講演 | |||||||
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・ドル円→基本的にはショート。可能性的にクロス円のショートの方が面白そう。
・ユーロドル→金融不安再燃とドル買い地合いの戦い。基本的にはドル買い継続で考えたい。
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