本日の為替相場の焦点は、『NY株式市場の動向』や『米長期金利の動向』、そして『G8財務相会合が開催される週末である点』にあり。
米国の経済指標は、
・「輸入物価指数」※2
・「ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】」※1
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「ニュージーランドの小売売上高指数」
・「ユーロ圏の鉱工業生産」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「G8財務相会合の開催や内容への思惑」
・「トリシェECB総裁の講演」
・「週末金曜日である点」
・「株式市場の動向(NY中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の財政赤字や格下げへの懸念」
・「米長期金利、米国債の価格や利回りの動向」
・「NY原油や金など商品市場の動向」
などに注目したい。
★★★
本日の一番の注目点は、「ドル売り地合いの行方」。
先週の「米雇用統計」発表後、それまでの「ドル売り地合い」から一転して「ドル買いが加速」したが、今週に入り、「NYダウ」や「米長期金利」の動向などに左右され、日替わりのように「ドル買い・ドル売り」が変化している。
「米雇用統計後の変動による影響」も収まり、更には「米国の長期国債の入札のイベント」も消化した為、先週までの「ドル売りヨリの地合い」が本格的に復活するかどうかに注目が集まる。
「NY株式市場」や「米長期金利」の動向は要監視対象。
その上下に為替相場は大きく影響を受けやすい地合いが継続している。
その他、「G8財務相会合が本日から開催される点やその内容への思惑」にも注意したい。
本日のトレード用のエサ
・07時45分:NZ)小売売上高指数&【除自動車】
・18時00分:欧)鉱工業生産
・20時30分:欧)トリシェ:ECB総裁の講演
・21時30分:米)輸入物価指数
・22時30分:NY株式市場オープン
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
・24時30分:欧)トリシェ:ECB総裁の講演
6月8日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼NY株式市場の動向
▼米国の経済指標(小売売上高が中心)
▼金融当局者や要人の発言
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)
▼金融市場のリスク許容度(リスク志向・選好orリスク回避)
▼ドル売りヨリ地合いの行方(先週米雇用統計でドル買い戻しへ)
▼米長期金利や債券価格の動向、米国債入札への思惑や結果
▼米国の財政や格付けへの懸念(財政赤字拡大、格下げ懸念)
▼米国の金融機関に関する話題(資本増強計画提出期限など)
▼G8財務相会合に対する思惑(12日・13日にイタリアで開催)
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6月12日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・G8財務相会合(12日・13日、イタリア) |
|||||||||||
07:45 | NZ)小売売上高指数 | ◎ | +0.2% | -0.4% | |||||||
↑・小売売上高指数【除自動車】 | +0.4% | +0.5% | |||||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | - | +5.2% | |||||||
- | -31.2% | ||||||||||
14:00 | 日)消費者態度指数 | × | 34.0 | 33.2 | |||||||
15:00 |
独)卸売物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | +0.1% | |||||||
-9.0% | -8.1% | ||||||||||
18:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | -0.4% | -2.0% | |||||||
-19.8% | -20.2% | ||||||||||
20:30 | 欧)トリシェ:ECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
21:30 | 米)輸入物価指数 | A | +1.4% | +1.6% | |||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数 【速報値】 |
A | 69.5 | 68.7 | |||||||
24:30 | 欧)トリシェ:ECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
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方向感がなく、日替わりで捉えにくいため、ユーロドルをメインとしたい。
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