4月23日(木)■『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』、そして『明日から米銀へのストレステストの結果が公表される点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』、そして『明日から米銀へのストレステストの結果が公表される点』にあり。

米国の経済指標は、
・「新規失業保険申請件数」※1
・「中古住宅販売件数」※2
への注目度が高い。

米国以外の経済指標では、
・「ドイツとユーロ圏の各種PMI」
・「ユーロ圏の鉱工業新規受注」
・「カナダの小売売上高」
に注目が集まる

また、経済指標以外では、
・「クレディ・スイスの決算発表」
・「BOC金融政策レポートの公表」
・「米国の大手企業の決算発表」
・「金融当局者による発言」
などの材料に注目したい。

その他、
為替相場に大きな影響を与えている「NY株式市場の動向」への注目度は引き続き高い。
「米国の金融機関」、「米国の自動車業界」、「ユーロ圏の金融政策」などに関する話題も金融市場のテーマ。

明日から、米国政府による「米銀行へのストレステスト」の結果が公表される点や、ワシントンで「G7財務相・中央銀行総裁＆G20財務相会議」が開催される点も、大きな注目材料となっている。

★本日発表の経済指標の詳細
※1→「新規失業保険申請件数」とは、毎週発表されるものだが、このところの米国の景況感の悪化などから注目度が増している。
※2→「中古住宅販売件数」とは、中古住宅のうち、所有権の移転が完了したもの。景気動向との関連性が深く、先行性があるといわれている。季節や天候の影響も受けやすく、予想と違った結果が出やすい傾向も。住宅動向は現在の金融不安の根本となる問題でもあり、出尽くし感もある一方で、依然として注目度は高い。

本日のトレード用のエサ
・13時45分：ス)クレディ・スイスの決算発表
・18時00分：ス)ヒルデブラント：SNB副総裁の講演
・21時30分：加)小売売上高＆【除自動車】
・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分：NY株式市場オープン
・23時00分：米)中古住宅販売件数
・23時30分：加)BOC金融政策レポートを公表
・24時15分：カ)カーニー：BOC総裁の講演

4月20日からの週の為替相場の焦点
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼ユーロ圏の金融政策に対する思惑
▼米国の大手金融機関に関する話題(決算発表・資本・ストレステスト結果)
▼米国の自動車業界の問題(資本・経営・破綻処理)
▼G7財務相・中央銀行総裁＆G20財務相会合
▼米国の大手企業の決算発表
▼4月29日に次回FOMCを控える点

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4月23日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・ECB理事会(金融政策の決定はなし) ・米主要企業の決算発表→ペプシコ、フィリップモリス、スパーバリュー、 アメリカン・エキスプレス、アマゾン・ドット・コム、コノコ・フィリップス、インベスコ ・BOC金融政策レポートを公表 ・明日に「G7財務相・中央銀行総裁＆G20財務相会議」を控える ・24日から「米政府が銀行のストレステストの結果を公表」開始
10:30		豪)新車販売台数 [前月比/前年比]	×	-	-3.5%
				-	-18.6%
13:00		日)白川：日銀総裁の講演	△	要人発言
13:45		ス)クレディ・スイスの決算発表	○	-	-
15:15		ス)貿易収支	×	-	+7.3億 (+7.2億)
16:30		独)製造業PMI【速報値】	○	33.0	32.4
		独)サービス業PMI【速報値】	○	42.4	42.3
17:00		欧)経常収支	△	-107億	-127億
		欧)製造業PMI【速報値】	○	34.7	33.9
		欧)サービス業PMI【速報値】	○	41.2	40.9
18:00		欧)鉱工業新規受注 [前月比/前年比]	○	-2.2%	-3.4%
				-34.8%	-34.1%
		ス)ヒルデブラント：SNB副総裁の講演	○	要人発言
		ス)ZEW景況感調査	△	-	-57.1
19:00		英)CBI製造業受注指数	△	-	-58
21:30		加)小売売上高	◎	-0.3%	+1.9%
		↑・小売売上高【除自動車】		+0.2%	+1.3%
		米)週間新規失業保険申請件数	A	64.0万件	61.0万件
23:00		米)中古住宅販売件数	AA	465万件	472万件
23:30		加)BOC金融政策レポートの公表	○	-	-
24:15		カ)カーニー：BOC総裁の講演	○	要人発言
24:15		米)スターン：ミネアポリス連銀総裁 の講演【金融関連】	△	要人発言
太字→赤太字の順番で重要。ピンク太字は金融政策関連。ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

NY株式市場の動向に連動しやすいため、NYダウを注視しながら日々の流れを捉えたい。

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「ドル買い・ユーロ売り」ヨリのスタンスを継続。

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