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トレイダーズ証券でロシアルーブル/円と
大口取引用の米ドル/円ラージが取引可能に

2021年06月12日(土)08:30公開 (2021年06月12日(土)08:30更新)
ザイFX!編集部

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トレイダーズ証券「みんなのFX」「LIGHT FX」で、新たに米ドル/円ラージとロシアルーブル/円の2つの通貨ペアの取引が始まりました。

トレイダーズ証券で米ドル/円ラージの取扱いがスタート
トレイダーズ証券でロシアルーブル/円の取扱いがスタート

 ニュースリリースによると、実施は2021年6月5日(土)のメンテナンス終了後からとあるので、実質的には6月7日(月)から取扱いがスタートしたことになります。

米ドル/円ラージ、ワンショット300万通貨の発注OK!

 各通貨ペアの発注数量と建玉数量の上限は以下のようになっています。

トレイダーズ証券のロシアルーブル/円と米ドル/円ラージの最大発注数量と建玉数量の上限

(出所:トレイダーズ証券)

 米ドル/円ラージについては、従来の米ドル/円に比べて、最大発注数量が3倍、建玉数量の上限が2倍になりました。トレイダーズ証券「みんなのFX」も「LIGHT FX」も、当然これまで米ドル/円の取扱いはありましたが、今回の米ドル/円ラージは、最大発注数量と建玉数量の上限を緩和したものなので、新しい通貨ペアという扱いになっています。

 また、トレイダーズ証券「みんなのFX」と「LIGHT FX」は、通常の米ドル/円のスプレッドを0.2銭原則固定で提供していますが、大口取引の米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外となるので注意が必要です。

 ちなみに、取扱いがスタートした6月7日(月)時点でのプライスボードをザイFX!編集部が確認したところ、米ドル/円ラージのスプレッドは0.6銭となっていました。

トレイダーズ証券の米ドル/円ラージのスプレッド(2021年6月7日時点)
トレイダーズ証券の米ドル/円ラージのスプレッド(2021年6月7日時点)

(出所:トレイダーズ証券)

米ドル/円でワンショット100万通貨超えというのは、日本円にして1億円を優に超えるポジションですから(※)、一般的トレーダーにはなじみのない世界かもしれませんが、それぐらいの大口で取引するトレーダーも世の中にはいます。そして、そのレベルになると、ソコソコのスプレッドで注文がスムーズに通るかどうかが問題。

 たとえば、SBI FXトレードは取引数量によってスプレッドが変化しますが、米ドル/円で0.00~0.09銭という非常に狭いスプレッドが提供されるのは1通貨~1000通貨まで。ワンショット100万1通貨~300万通貨だと0.11~7.80銭とかなり幅のあるスプレッドになります。

 また、GMOクリック証券「FXネオ」の0.2銭原則固定という米ドル/円スプレッドはワンショット100万通貨までの「通常モード」の場合。ワンショット500万通貨まで可能な「大口モード(Exモード)」に変えると、ザイFX!編集部が6月11日(金)に確認したところでは0.7銭までスプレッドが拡がっていました。

 ワンショット100万通貨を超えるような大口トレーダーは、そう簡単には0.1銭、0.2銭のようなスプレッドでは取引できないようなのです。

 トレイダーズ証券、米ドル/円ラージのスプレッド0.6銭は、単純にその数値を聞くと広く感じるかもしれませんが、大口トレーダーにとっては割といいスプレッドなのかもしれません。さらにいえば、0.6銭というのはGMOクリック証券「FXネオ」の「大口モード(Exモード)」を意識した設定なのかも…。

(※2021年6月11日現在)

1500円から取引可能。ロシアルーブル/円のスプレッドは?

 ロシアルーブルについては、以前はサクソバンク証券IG証券といった外資系FX会社でなければ取引ができないようなイメージもありましたが、2019年に外為どっとコム、2020年にSBI FXトレードが取扱いをスタートしました。

 レア通貨であることは変わりませんが、じわじわ取扱いが増えてきているので、今後これに続くFX会社が出てくる可能性も考えられます。

 BRICs(※)のひとつであるロシアは、天然資源が豊富なことなどから今後の経済発展が見込まれ、投資先として期待されている国です。

(※「BRICs」とは今後、大きな経済成長が見込まれる新興国で、ブラジル(B)、ロシア(R)、インド(I)、中国(C)の4カ国の頭文字をつなげた造語。最後の文字「s」を南アフリカとして、計5カ国を指す場合もある)

 上のSBI FXトレードの【参考記事】でも詳しく解説しているように、ロシアルーブル/円は2016年ごろから比較的狭いレンジ相場になっています。とくに近年はほぼ1.5円台から1.7円台というとても狭い値動きです。

 トレイダーズ証券「みんなのFX」と「LIGHT FX」の6月7日(月)時点のロシアルーブル/円のレートとスプレッドをザイFX!編集部が確認したところ、以下のようになっていました。

トレイダーズ証券のロシアルーブル/円のスプレッド

(出所:トレイダーズ証券)

 比較のために、新興国通貨として人気の南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円も掲載しましたが、見てのとおり、1.5円というのは他の新興国通貨と比べてもかなり低いレートです。スプレッドはこの時点では0.5銭と表示されていました。

外為どっとコムはロシアルーブル/円のスプレッドを0.5銭原則固定と公式に発表しています。トレイダーズ証券の場合は、ザイFX!編集部がある瞬間に確認した実績値であり、まったく同列に扱うわけにはいかないものの、両社のスプレッドは同じ数値となっていました。

トレイダーズ証券「みんなのFX」「LIGHT FX」の取引単位は、基本的に1Lotが1万通貨で、0.1Lotにあたる1000通貨からの取引が可能ですが、ロシアルーブル/円については1Lotが10倍の10万通貨となっています。そのため、0.1Lot=1万通貨からの取引が可能となります。

 トレイダーズ証券「みんなのFX」と「LIGHT FX」のロシアルーブル/円のレバレッジは10倍固定なので、レートが1.5円ということは、0.1Lot=1万通貨の取引なら必要証拠金わずか1500円で取引を始められることになります。

 1Lot=10万通貨の取引でも必要証拠金は1万5000円です。

年利24%!? ロシアルーブルは長期保有が魅力か

 となると、気になるのはスワップポイント(スワップ金利)。6月7日(月)時点のスワップポイントをチェックしてみると、1Lotあたり10円でした。

 このスワップポイントが仮にずっと続くとして、年利を計算してみると、1年間のスワップポイントは10円×365日で3650円なので、3650円を証拠金の1万5000円で割り、率を出すために100を掛けると約24.3%となりました。

 この計算はフルレバレッジでポジションを持ったケースになっており、実際に取引するなら、もっと余裕を持ってやった方がいいと思われますが、一定のレンジ内での値動きが続くという前提であれば、長期的に買いポジションを保有するという選択肢は検討の価値があるのではないでしょうか。

 逆にロシアルーブル/円は短期トレードには不向きなように思えます。スプレッド0.5銭と聞くと結構狭い感じもしますが、レートがかなり低い水準なので、それを考えれば、スプレッドが狭いとはいえないためです。

 ちなみに、トレイダーズ証券「みんなのFX」と「LIGHT FX」では、今回の取扱いスタートに合わせて、ロシアルーブル/円の特設ページを開設していますので、興味のある方はチェックしてみるのをおすすめします。

トレイダーズ証券のロシアルーブル/円特設ページ
トレイダーズ証券のロシアルーブル/円特設ページ

トレイダーズ証券「みんなのFX」「LIGHT FX」のいずれも、最大5万3000円のキャッシュバックが受けられるザイFX!限定タイアップキャンペーンを実施しています。

 また、トレイダーズ証券「みんなのFX」では、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、中国人民元/円の「スワップNo.1チャレンジキャンペーン」も実施しているので、新興国通貨に興味がある人は、新規口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

トレイダーズ証券の公式サイト

(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、トレイダーズ証券のウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)

>>>トレイダーズ証券「みんなのFX」の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
>>>トレイダーズ証券「LIGHT FX」の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください

(山口学)

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