昨日のアジア市場では、前日のニューヨーク市場の終了後に発表された企業決算を好感してリスクテークに動いていた。リスクテーク局面では買われやすいクロス円に引っ張られる形でユーロドルはアジア市場の前半に1.26台に乗せた後、中国株の下落でリスクテークに黄色信号が点ったが、なんとか1.25台後半で値を保っていた。ところが欧州市場がスタートすると、ポルトガルの格下げの話しが飛び込んできた。
さすがにこのニュースを受けて1.25台前半まで急落。ユーロ円もなかなか割れなかった111円台を割れてきて、110円台ミドルまで下がってきた。アジア市場での株価失速を確認してからつくった私のユーロドルショートのポジション(@111.90)も、思いのほか早くフェバーになっていた。とりあえず半分だけクローズ(@110.90)してニューヨーク市場のオープンを待つことにした。
21時半に発表になったアメリカの貿易赤字は予想外に増えていた。あまり為替市場への影響はなかったが、アメリカには旺盛な需要があるのかもしれないという気にさせるには十分だったかもしれない。さらにギリシャのファイナンスが成功したらしく、すっかり明るいムードに変わってきた。米国株も上々の滑り出しとなった。
当然だが、私のポジションにはとても良い状況とはいえない。残りの半分を111.70でクローズして、スモールポーションだけ持ち越すことにした。朝見ると今週の高値112.38も越えていて、112.40に置いたロスカット注文もついていた(がっかり)。
ニューヨーク市場の引け後に発表になったインテルの決算も予想より良いものだったため、本日のアジア市場ではリスクテークがさらに進むこととなった。ユーロ円もドル円も6月以来のレベルまで上がり、ユーロ円は113円台に乗せ、ドル円も89円台を回復している。そのままアジア市場ではドル円、クロス円は高値張り付きの状態で欧州市場を迎えた。
欧州がスタートすると、ちょっと垂れ気味になってきた。今晩はアメリカの21時半の小売売上高がある。事前のコンセンサスではマイナス0.2%であるが、仮にプラス0.5%など良かった場合にはどうなるだろう。すでにインテルの話しからリスクテークの方向に大きく動いてしまっている。つまり上サイドへのインパクトはもうあまり多大とはいかないはずだ。むしろ悪かった場合には昼間の投げも出てくるはず。
まあ私の予想を裏切ってリスクテーク方向に動いているのは事実で、本当ならばユーロ円もブル転しなければいけないところだ。しかしユーロ円は何度も113.30台では止められている。本日も113.20近辺で止まっているし、このあたりをバックにするつもりでロスカットを113.40に置いて、ちょっとだけまた先ほど売って(@112.95)みている。これまでのところグローベックスではアジア時間に米国株が高値をつけ、今はもじもじしている。明日もいっぱい重要なイベントがあるので、ずっと緊張した時間が続きそうだ。
日本時間 19時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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