昨日は日本がお休みだったが、中国企業の利払いがとりあえずクリアされたことでリスク許容度の回復が見られた。欧州株は続伸し、そのままリスクテーク態勢へ。アジア時間からスでのクロス円の腰は強かったが、ユーロ円も129円台に乗せてきて、なおもステーブルな状態が続いた。
私としては前日のFOMCでの決定も踏まえてドルロングで臨もうと考えていた。ドル円でも良かったのだが、ユーロドルのショート攻めのほうを選択した。これが間違いだったのだが、ユーロ円がとても強かったので、ユーロドルの下がるチャンスは得られなかった。
むしろユーロドルもポンドドルも堅調な展開になってしまい、私は損切りを余儀なくされた。ドイツやイギリスの景況感が悪かったので、瞬間的にも期待したのだったが、やはり株高によるリスクテークに気を良くしていたのだろう。ユーロもポンドも高いままだった、
ニューヨーク市場でもリスクオンの流れは変わらず。米国株は大幅上昇し、日経先物もナイトセッションで3万円台に戻してきて、そのまま高値引けしている。ドル円もユーロ円もほぼ高値引け。このまま9月下旬に向けて、流れが継続するのかどうかが注目となる。
中国企業のデフォルト回避やコロナ感染者数の減少など、ややマーケットには明るい材料が並んできた。とくにFOMCでは想定の範囲内ということで若干のタイトニングを歓迎している機運が強いのだが、緩和縮小も利上げもリスク許容度を縮小させることに違いはない。相場の反転時期にはくれぐれも気をつけないと行けない局面にさしかかっていることを念頭においてポジショニングしないといけない。
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