金曜日は中国恒大グループが利払いの手続きを完了したと報じられて、リスク回避から大きく反転した、アジア時間の早朝に日経先物は28400円台をうかがっていたが、そこから500円超の急騰となって、マーケット全体に安心感を与えた。
欧州時間に入ってドイツ、イギリスの景況感が発表されたが、いずれもマチマチ。相場にインパクトをあたえるものとはならなかった。ニューヨーク序盤でアメリカの景況感も出たが、これもマチマチだった。ニューヨークオープンの時点で米国株はついに史上最高値を更新してきた。
パウエル議長の発言があって、その中でテイパリングの開始は致し方なしとしているが、これはすでに完璧に市場に織り込み済み。ただサプライチェーンの混乱や労働力の逼迫が問題となっており、利上げを議論するのはまだ早いとした。これによってドルの長期金利は急激に低下に向かった。ドル円も113円台の中盤まで押し込まれている。
私もドル円を売ってみたのだが、いかんせん113円台に入ってからのショートでもあるし、なかなかに耐久性がない。すぐに利食いで買い戻したりはしていたが、あまり効果のあるトレードはできなかった。
今週はアメリカのGDPの速報値が出る。コロナ感染前の水準に戻るかどうか回復力を測るための尺度となる。またGAFAなどの大どころの企業決算も相次ぐ。米国株が史上最高値に位置しているため、高値恐怖症もあるので、傍観をゆるさないものがある。
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