昨日の欧州市場は、アジア時間中のクロス円、ドル円の高値張りつきから一転して垂れてきた。ドル円は89円台、ユーロ円は113円台を久しぶりに見たものの、いっぱい、いっぱいだったのかもしれない。すかさず私は昼間に抜けなかった113.30バックに、ユーロ円を112.95で売ってみた。ロスカットは113.40だ。グローベックスの米国株のアジア時間にピークを売って、インテル効果も消滅してきていた。
注目のアメリカの小売売上高の時間が来たが、上下40ポイントほど振れている。どうだったのかわからない。結果は予想よりもマイナス幅が大きかったようだ。そこまで売られて来ていたせいなのか、ユーロ円は112円台前半から112.70付近まで戻ってきてしまった。なんで素直に売られないの??とちょっと私としては怒りがこみ上げてきたが、しばらくするとミドル付近まで落ちてきた。米国株オープンまでは待ってみることにした。
クロス円、ドル円は全面安となっていって、米国株はインテルの上昇分を吐き出した後にスタートする形になった。しかしユーロ円は112円ちょうど付近をつけた後は、112円台ローをキープしていた。ドル円も88円台前半まで落ちてきたが、そこに留まり続けていた。ここで勝ちグセをつけることにもなるし、ユーロ円のポジションをクローズして翌日に出直すことにした。
朝にいろいろチェックしてみると、FOMCの議事録で、FRB(米連銀)が景気の先行きに対してダウンサイドリスクを感じていることや、デフレの心配までしていることがわかった。ニューヨーク市場の米国株はふたたび売られ、ドル円は88円ちょうど、ユーロ円は112円ちょうど付近まで差し込んでいたようだ。しかし相変わらずドル円は88円台を割り込まなかった。
本日の中国の経済指標は減速を示す内容だったが、インフレについても鈍化していたことで、当局の引き締め懸念が和らぐと見られたのか、クロス円、ドル円は買い戻された。ドル円も88.40近辺まで買われていたので、これは良い売り場を提供してくれたと思い(笑)、88.35でドル円のショートをつくってみた。ロスカットは昨晩の高値の外側となる88.70に置いた。やはり経済の減速のほうに重きが置かれてきたのかリスク回避に動いてきて、欧州市場に入るとようやく87円台に突入してきた。
しかし今はスペインの15年債の入札はいちおう無事に終わり、リスク回避も一服して、ユーロも全面高だ。ユーロドルはついに1.28台に乗せてきた。今晩はJPモルガンの決算にはじまり、アメリカのPPI、エンパイアやフィリーなどのセンチメント調査などいろいろなイベントが待っている。翌朝にはグーグル、AMDの決算だ。とりあえず米国株オープンも重要だし、フィリー指数の出る23時くらいまでは、我慢してドル円ショートをキープしてみようと思う。
日本時間 19時00分
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