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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

今回の急落はセリング・クライマックス。
米ドルは底打ち完了で、リバウンドへ!

2009年11月27日(金)19:29公開 (2009年11月27日(金)19:29更新)
陳満咲杜

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■ドル/円急落は、日本政府が介入するかを探っただけ?

 足元の為替市場は嵐が吹き荒れており、大荒れの状況だ。

 11月27日(金)の東京時間朝方、米ドル/円は、84.82円まで下落した。これは、14年ぶりの安値水準である。

 米ドル全面安のリード役として、円が再浮上しているといった見方もあるようだが、これはどうであろうか?

マーケットが、日本政府の市場介入の本気度を探って、対円で米ドル売りを仕掛けているだけに過ぎず、米ドルの全面安がこれからも続くという結論を出すのは早計だと、筆者は考えている。

■米ドル安は、ついにセリング・クライマックス?

 その理由は、以下のとおりだ。

 ドルインデックスは、11月16日(月)に74.78の安値をつけた後、いったん反発に転じた。だが、戻りは限定的で、再び下落に転じ、11月25日(水)には74.17をつけて、前回安値を更新した。

 しかし、翌11月26日(木)の大引けは75以上となっていて、目先、反発の動きを見せている

 つまり、前回のコラムで指摘したとおり、安値は再度更新したものの、さほど深くはならなかったのだ「ドルインデックスはすでに底打ちか。年末に向け、米ドルのリバウンドに注意!」を参照)

 ちなみに、弱気リバーサルのシグナルに基づいて計算された、ドルインデックスのターゲット値は74.56だった。11月25日(木)の終値は74.28。これらを考慮すると、米ドル全般の底打ちが、すでに完了した可能性は高い

 ここで、下に示したドルインデックスのチャートを見てほしい。前回のコラムで示したドルインデックスのチャートと比べると、よりわかりやすいだろう「ドルインデックスはすでに底打ちか。年末に向け、米ドルのリバウンドに注意!」を参照)
ドルインデックス 日足(クリックで拡大)
(出所:米国FXCM

 上に示したチャートで、黄色の線で囲まれた値動きのパターンを「ダイアゴナル・トライアングル」と呼ぶ。

その最終段階には「急落」の形が表れ、セリング・クライマックスを経てから、反騰に入る場合が多い

 そうすると、11月25日(水)に「急落」し、翌11月26日(木)切り返した値動きは、セリング・クライマックスの終了を告げるサインである、と読み取れなくもない

■豪ドル/米ドルは、下落トレンドに転換か?

 それでは、豪ドル/米ドルはどうなるか?

 下に示したチャートを見て、すぐにわかるように、豪ドル/米ドルは、重要なサポートラインを割り込んでいたのだ!
豪ドル/米ドル 日足(クリックで拡大)
(出所:米国FXCM

 このサポートラインは、3月安値から引かれ、約8カ月にわたって機能していたものだ。それだけに、このブレイクは見過ごせない出来事だと言える。
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