昨日の発表された経済指標はいずれも悪いものばかりで、それが市場のセンチメント悪化を確認させることとなった。投資ムードがとても悪い中、米国株は今年の最安値をうかがいにいった。米国株の代表であるS&P先物は先週につけた安値に並ぶ3856ポイントまで落ち込んだ。
これはまだまだ安いレベルを突っ込むぞいうサインとみればいいのか、結果的にここで下げ止まってダブルボトムとなって株価は底打ちするのか。これは時間をかけて見ていかないといけない。
リスク回避のせいで安全資産である長期債に買いが集中し、ドル金利は低下した。それはドル安ももたらし、久しぶりにドルの全面安の形となった。ドル円は127円台を割りそうなところまで落ち込み、ユーロドルは1.06台まで値を戻してきている。
私も朝からユーロドルを買って構えていた。基本的にドルブルなので、ユーロドルをロングにすることはない。しかしあまりにも前日の株安の影響が強く見えたので、さすがにドル相場も軟化するだろうと考えたからだ。
しかし私がロングをキープできたのは1.0540あたりまでで、それより上のゾーンはエンジョイできなかった。高いところを追いかけていってまでロング追求をする気はないということだ。どちらかといえば、どこがで売っておきたいと思っているところ。
今晩は材料が少ない。よって株価もドル相場もポジションで動くことが傾向としては強まりそうだ。短期的にリスク回避のポジションが溜まってしまったようだから、それのショートカバーの方向にかけてみるのが面白いかもしれない。ドルロングである。
日本時間 15時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)