強力なドル・ブルというわけでもないが。昨日はお昼からユーロドルの1.07台に割高感を感じてショートにしていた。あんまりアゲインストでいるという瞬間は少なかったが、なかなか1.07台を割り込んでこない。じれったい思いをしながらも、時間を掛けて1.06台まで持ちきることができた。
なんとかニューヨーク序盤までに1.06台のミドルまで落ちてきた。しかし短期的にたまったショートの買い戻しのビッドも見られる。逃げの買いだ。買いが強くなってきたので、私もいったんは買い戻して次の売り場を探すことにした。
FOMCの議事録では6月と7月での50ベーシスの利上げが大勢を占めていることが判明した。これで既定路線となる。内容にサプライズがなく、完全にマーケットで織り込まれていることだったので、相場に反応は少なかった。
次は9月以降の利上げの度合いとペースについて議論がなされねばならないところなのに、すでに来年からの利下げを論じているメンバーも出てきている。まずは上げ切らないといけないのに、それもしないうちから利下げの話しなど、まったくインフレを抑えるためだという目的を忘れているのではないかとの疑念がわく。インフレばかりが原因ではないが、世の中の物価高は社会の関心事項であり、これを扱い間違えると大変なことになる。
金利を下げる可能性でも話しておかないと、足下の利上げはやりにくいということか。金融当局者は超然主義で対応しても良いのではないか。市場との対話だけを重視して、だれにも遠慮はしなくてよいのである。
ユーロドルは1.06台の後半まで戻してきたが、1.07台にはタッチせず。私もいったんは売り込むことを中止して、様子を見ることにした。ドル金利に関しては将来の低下まで織り込む感じになってきたので、金利を上げる材料には脆そうだ。ドルが上がる方にかけるほうが面白いかもしれない。
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