昨日はドイツ、イギリス、そしてアメリカの景況感PMIが出た。傾向としてどの国も景況感は悪化しているようだ。利上げのスタンスが明確になってきたこともあり、それが、マスク視の言うとおり、先行きが悲観的にならざるをえないのだろう。
それらによってドルの金利は前日に引き続いて大きく低下した。10年ものの利回りも3%の大台を割り込むところまで売り込まれ、短期金利の低下も激しいものがあった。ドル相場も変調を来し、ドル円は134円台台の前半まで押し込まれた。
ドル円はアジア時間で売り、そして欧州時間でロング攻めするというパターンが続いたので、私も同様に攻めた。しかしこの日は欧州時間でも一向にドル円は切り返すことなく、134円台に突入するまで買うのを我慢した割には、利食い売りに達することはできなかった。やはり連日でドル金利が低下しているのだから、それに素直に従ってドルを売っておくべきだったのだろう。
原油相場が下落したのでエネルギーセクターは軟調だったものの、他のセクションは総じて堅調。米国株は終盤にかけて一段高して、その日の高値圏で引けることとなった。米国株が高いのと、ドル円が円高に向かっていることの間に挟まって、日経先物は26000円台の前半で動けないでいる。
さて問題はここでドル金利が下げ止まりと見なすのかどうかである。金利低下の限界まで来たのであれば、今が絶好のドルの買い場になるということだ。FRBのスタンスが明確になっただけで、まだ利下げの話しなど遠い先の事だから、ここはドル上昇に賭けた方が面白そうだ。
今後来るであろうと思われるリセッションも、まだ来ていないのである。とくにリッセション出会ったと判明するまでには2四半期、つまり6ヶ月かかる。まだまだタイトニングでトレードは楽しめるのである。
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