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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

新たな発言もなくユーロドル下値攻めは緩慢、
就業者数より平均時給に留意な雇用統計

2022年07月08日(金)15:12公開 (2022年07月08日(金)15:12更新)
持田有紀子

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 昨日もユーロドルは下値攻め。しかしそれほどの破壊力はなかった。欧州序盤では1.02台に戻してきたはいたものの、底は絶好の売り場に見え、多くのスペック勢のオファーが並んだ。私も少しだけ売り込んでみた。ストップロスはタイトでも構わない。

 そもそもこんな低水準でのユーロショートは、耐久性が弱いのは言うまでもない。大きなショートカバー対策である。しかしマーケットではユーロ売りがかさんだ。戻っても1.02台に乗せてくるのがやっとだとなると、喜んで売ってくる人びともいる。

 それでもユーロドルの下げは緩慢だった。確かに今年の最安値は更新したものの、ユーロ円やユーロポンドなどが前日の安値を抜けてきていない。だから勢いが感じられないのだろう。ユーロクロスだけ見ると、もうちょっと下げ余地がありそうなので、ユーロドルもあと100ポイントもいっても不思議ではない。しかし昨日は小休止の格好となった。

 昨日はFRBの理事が7月利上げは75ベーシス、そして9月には50ベーシスの利上げをすべきだと主張した。これは従来のFRBの見解と同じものである。9月末には政策金利は2.75%になっている勘定で、残り2回のFOMC会合で3.5%まで引き上げるべきだとしている。

 マーケットでの織り込み具合も現在のところ、年末には3.25%から3.50%になるとしている。今年の分はこれで目一杯なのかも知れないが、インフレ撲滅のための利上げならば、これではまったく足りない。これで打ち止め感を醸し出してしまうと、安心感から再びコモディティ高騰を招くだろう。

 今晩は雇用統計である。事前の予想も想定通りだ。就業者数の増加が20万から30万人。これではとくにリスクテークしていくだけの材料にもならない。問題は賃金インフレだが、平均時給が物価高に合わせて上がっていないとなると、就業意欲が減退することになる。それが人手不足を加速させることにもつながる。


日本時間 15時00分

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