今晩は雇用統計である。しかしそれほども注目を集めていない。先週にFOMCが終わったばかりであるし、また9月会合まではまだもう1回の雇用統計を見ることになる。
したがって今回の数字がどう出てこようとも、直接には金融政策に影響を与えることは少ないと考えられるからだ。また市場は夏枯れの様相を呈しており、昨日もそうであるが、ユーロドルは1.0150から1.0250の間をコアレンジとする値動きから脱し切れていない。
動かなくなってきたのは米国株や日本株でも同様である。日経先物に至っては27500円から28000円の個アレンジを抜けきらない。4月以降はあれだけよく動いてきた流れを考えると、こんなに同じところに固まってしまうのは信じられないくらいである。
それに比べると、ドル円はよく動く。しかし動きがトリッキーでついて行くのが困難だ。やっぱり下かと思ってショートでついて行ってみると、いきなり大幅に吹き上がったりする。130円台から134円台まで上がってきたのだから、もうちょっと上がるだろうと思って若干の押し目を見つけ出して買って見ても、そのロングはワークしない。
昨日は2円弱ほども下落を強いられている。まさしく猫の目のように相場の状況が変わっているのである。しかも値幅もかなり大きい。落ち着きどころが130円のほうなのか、140円のほうなのか、近い将来を見通すことだけでも難しい。
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